6話 ページ8
Noside
一方その頃、家入によって女子寮を案内されている紬はというと
「ここの建物はどれも和な建物だな」
家入「そうだな、紬も封印される前はこういう所に居たのか…?」
「いや、もっと神秘的なとこに居たと思うが
でも、和な国もあった」
真希「へぇ…って事は外国から来たのか…?」
「外国…?多分そうじゃないか?」
初めて聞いた言葉に、首を傾げながら答える
真希と家入は、紬は何を知っていて何を知らないのか
謎だった
家入「ん、ここが紬の部屋だ
好きに使っていいよ」
「ありがとう、感謝するよ」
真希「お、私の隣の部屋じゃねぇか」
自身の部屋に入った紬が、部屋の中を見渡していると
真希がそう言い出す
「へぇ…隣の部屋なのか
よろしく頼むよ真希」
真希「おうよ」
家入「早速仲良くなってるとこ悪いが
真希、もうすぐパンダと任務じゃ無かったか…?」
家入に言われた通り、真希は10分後
パンダと共に廃墟ビルの呪霊を祓いに行かなければならない
真希「お、本当だ
じゃ帰ってきたらオマエの事、色々と教えろよ〜」
そう言って真希は、武器を持ってパンダが居る方へと足を勧めていった
家入「あ、そうそう
コレ、高専の服の要望
何かアレンジしたいとこあったら書いといてくれ」
「分かった
あ、これは早く出した方がいいか…?」
家入「あぁ…早く出してくれたらその分、早く高専の服が届くからな」
"じゃ、書いとけよ"と言うと、家入は扉を閉め
その場を離れていった
「服装…どうしようか」
悩みながら机へと足を向ける
「前、着てた風の服を作ってもらうか…?」
紬は数十分感考えた後
紙にアレンジ内容を書いたのだ
「これは後で硝子に渡すとしよう」
ペンを置き、紬は青く透き通った空を見上げた__
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作者名:つきみのまる | 作成日時:2024年1月4日 21時