22話 ページ24
Noside
小学校の一件から一日経った頃
五条は上層部が居座っている建物へと来ていた
特級過呪怨霊の折本里香が422秒もの完全顕現した事によって
上層部達に攻められる五条
だが五条は言い訳をする気はないらしく、そして大した責任も感じていなかった
軽い態度で上層部に接する五条に、上層部達は怒りを言葉にしだす
上層部「折本里香があのまま暴走していれば、町一つ消えてたかも知れんのだぞ」
五条「そんときゃ命懸けで止めましたよ」
五条は、上層部と話す時には一人称を私にし敬語になるようで
なんとも違和感を感じさせる
五条「私達が折本里香について言える事は…分からない」
そして五条は続けて、何故あんなにも強い力を幼児が持っているのかそれは分からない
折本里香は不明な部分がまだまだ多い為、分からない事だらけであった
だからか、五条はドライ&エラーで解いていくしかないと踏んでいた
上層部「あぁ…そうだ
数ヶ月前突如として現れた神奈紬に関してだが…」
五条「なんです?私は前神奈紬の件について話したでしょう…?
何か思うことでも?」
目は布で覆われているが、それでも視線の鋭さは大いに伝わってくる
その視線に少し怯えながらも、上層部達は言葉を口にする
上層部「神奈紬の初任務の際にでた特級呪霊を祓った時に使った力…
あれはなんだ?」
紬の力を直接は見ていないものの、任務が終わった後に他の術師を廃病院に向かわせていた
その際、呪力とはまた別の何かを使った痕跡があったとの報告があったのだ
その為、上層部達は神奈紬の力に対して警戒していた
そして上層部達は神奈紬の力について知れば、これまた"利用できる"
そう思っていたのだ
五条「私に分かるとでも?
私が神奈紬の力を見たのは一度だけです。そして神奈から力の説明は受けていませんしね」
上層部「一度だけ見ただけでも分かることがあるだろう!!」
五条「神奈の力の一部を知ったとして、あなた達に利益などないでしょうに」
五条が言ったように、上層部達が紬の力を知ったとしても利益などない
そして紬の力の一部を知ったとしても、その力に対応出来るとは思えない
五条の言葉に上層部達が黙っていると、五条は失礼しましたといい建物から出ていった
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〜作者〜
乙骨の死刑について書いていないですが、裏で話してると思います……
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作者名:つきみのまる | 作成日時:2024年1月4日 21時