19話 ページ21
Noside
生徒全員の自己紹介が終わり、午後の呪術実習の話へと変わる
五条「棘、パンダペア
真希、憂太ペア
紬はこれから任務が一件あるから、それ行ってきてね」
あいにく、紬は任務が入っていたらしく
午後の呪術実習には参加出来そうになかった
五条が教室から出ていくと、教室内は静まり返る
数秒経った時、乙骨が口を開いた
乙骨「よ……よろしくお願いします」
緊張した声でそう言った乙骨に対し、真希は問う
真希「……オマエ、イジメられてたろ」
何処か確信づいた言葉に、乙骨は肩をビタつかせる
図星の反応を見せた乙骨に真希は言葉を並べた
真希「分かる、私もイジメたくなる
……なんで守られてるくせに被害者ヅラしてんだよ
なんの目的も無くやってるほど呪術高専は甘くねぇぞ」
真希の言葉は一理あるため、言い返せずにいた紬
そして真希の言葉に、それくらいにしろ、と言うパンダ
乙骨「いや、本当の事だから」
下を向きそう言った乙骨
その目は何処か悲しそうな瞳をしていた
紬は乙骨の言葉を聞いて、少し考え込んだ後
教室を出ていった
「(目的…ねぇ
確かに我の目的は呪いを解くためだが、あれはただの口実に過ぎない)」
自身の"本当の目的"をまだ分かっていない紬
紬は"本当の目的"から目を背けているのか、それてもただ単に分からないだけなのか
それは本人にしか分からない事
考えるだけ無駄なのである
「ここが任務場所ね」
場所は変わり、高専から少し離れた山の麓にある少し大きな小屋の目の前にいる紬
今回の任務内容は、窓数名が小屋の中に入った所
出てこなくなったとの報告が出ていることから、緊急事態の為
特級相当の力を持っている一級呪術師、神奈紬を派遣させたのである
特級呪術師である五条でも良かったのだが、流石最強呪術師とあってか任務が立て込んでいたのだ
五条の他に特級は3名居るのだが
一人は海外で研究を
一人は呪術師では無く呪詛師であり
一人は特級仮想怨霊がついている
その為、紬が派遣されたのである
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作者名:つきみのまる | 作成日時:2024年1月4日 21時