18話 ページ20
Noside
乙骨「ひょえっ………」
一週間程前から紬と一緒に居たせいか、安心しきっていた乙骨は
裏返った声を出してしまう
真希「呪術高専は呪いを学ぶ場で、呪われてる奴が来る所じゃない」
真希はそう言い放つそして一人は、舌唇を噛み
もう一人は、え!?とでも言いそうな顔をした
五条「日本国内での怪死者・行方不明者は年間均10000人を超える
その殆どが、人の肉体から抜け出した負の感情「呪い」による被害
呪いに抵抗できるのは、同じ呪いだけ
ここは呪いを祓う為に呪いを学ぶ都立呪術高等専門学校だよ」
そう言い終わると同時に、五条は早く離れた方が良いよと三人に言い放つ
「「「……?」」」
三人はその意味を理解していないようだが
この後、三人は理解する事ができる
「憂太を___」
乙骨「待って里香ちゃん!!」
「虐"め"る"な"あ"ぁぁぁ!!」
乙骨の後ろに現れた呪霊
それは、特級仮想怨霊である折本里香である
乙骨に被害を与える者には容赦なく攻撃をする
そしてそれは真希達も含まれている
里香が真希達に攻撃をしようとした、その時
真希達の目の前に、里香の攻撃を防ぐ紬が立っていた
だが、紬も里香の攻撃を全て防ぐ事が出来なかったのか
頬に傷を負っていた
「(……そういえば、人形の我でも血は出るんだな)」
怪我をしたことが無かった紬は、傷を負った頬を親指でなぞった
そしてその間に五条は乙骨を紹介し終わっており、次は此方の自己紹介となっていた
五条「コイツら反抗期だから、僕がちゃちゃっと紹介するね
禅院真希、呪いを祓える特別な武具を使うよ」
真希「…………」
五条「狗巻棘、おにぎりの具しか語彙が無いから会話は頑張って
パンダ
そして最後に、憂太も知っている通り神奈紬
憂太より数十倍生きてるお人形さん」
憂太は、紬が人形であると知らなかったのか
口を開け、数秒パクパクと口を開いたり閉じたりしていた
「こういう事は最初から説明しておけ」
五条「えぇ…後々話した方が面白くな〜い?」
五条の言葉に、ため息を吐き後で本気で殴ろうと決めたのはまた別の話
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作者名:つきみのまる | 作成日時:2024年1月4日 21時