15話 ページ17
Noside
紬の初任務後、ショッピングモールへと行き
色んなものを買われた紬は、数時間買い物をした後に高専へと帰った
真希「お、遅かったな
悟の買い物にでも付き合わされたか…?」
校庭へと紬が行くと、まだ特訓をしていた真希達が向かえる
「いや、初任務のお祝いに色んなものを買われた」
疲れた顔をしている紬に、パンダと狗巻は背中を擦る
パンダ「いやぁ…スマンなうちの悟が」
狗巻「しゃけ」
真希「オマエらは悟の母親でも父親でもねぇだろ」
半目でパンダと狗巻を見る真希
紬はそんな二人の背中を押し、特訓を再開するよう促す
「ほら、まだ疲れてないんだったら特訓したらどうだ」
うげっという顔で、紬を見る二人だが
紬は知らんぷり
「部屋にこれらを置いたら校庭に戻ってくる」
真希「そんなもん部屋に戻る時に持っていきゃいいじゃねぇか」
真希の言葉に他の二人はウンウンと頷く
「君らなぁ…」
呆れながらも、荷物を置き真希達のところに脚を進める
「拒否しても、無理矢理留まらせるつもりなら
自分からここにいた方が楽だ」
そう言う紬の顔は、前よりも緩い表情だ
真希「そうなら、早速特訓再開だ」
ニヤリと笑った真希は、呪具を持ち
木陰で休んでいるパンダと狗巻に視線を向ける
パンダ「俺達、数時間も特訓したんだぞ…?」
狗巻「しゃけ しゃけ」
だが、疲れている気配は無い
「さっきも、疲れている様子には見えなかったが?」
「「……………」」
図星のようで、真希は額に手を当てる
紬は木陰へと行き、寝っ転がっていたパンダと狗巻を立ち上がらせる
「強くなって損は無い」
真希「ほら、特訓再開すんぞ」
二人に押され、のすのすとゆっくり歩くパンダと狗巻
その後は、真希と紬によってパンダと狗巻はしごかれたのだった
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作者名:つきみのまる | 作成日時:2024年1月4日 21時