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13話 ページ15

Noside



校庭に真希、パンダ、狗巻を残し任務へと向かった紬と五条



「確か…今回の任務は確か、廃病院内にいる二級呪霊三体と一級呪霊二体を祓う任務

だったよな?」



任務内容の確認をとる紬に対し五条は、小さく頷く



五条「紬がどう呪霊を祓うのか、そしてどんな術式(ちから)なのか

それも知りたいから、廃病院には二人で入るよ」


「その…術式?は、教えてほしいのなら我は教えるが?」



紬自身は、自身の術式(ちから)がどんなものなのか知っているのかそう言う

だが五条は首を横に振った



五条「もちろん、言葉でも分かるけど、この目で見た方が分かりやすくない…?」


「実際に見た方が…か」



考える素振りを見せる紬

紬は言葉で伝えるよりかは、実際に見てもらう方が良いと考えている


まぁ…6割ほどは紬の伝え方に問題があるのだが…



「確かに、見た方が分かりやすいかもな」



それと同時に、任務場所へと着く車



補助監督「つ、着きました」



何故か、怯えた声でそう言う補助監督

一瞬謎に思うも、どうでもいいかと片付ける紬



五条「あ、帳は僕が下ろすから」


補助監督「え…あ、ハイ」



戸惑う補助監督、それもそうだろう

高専時代の五条が起こした事件がきっかけで、高専内では有名な話だ



五条「【闇より出て 闇より黒く その穢れを禊ぎ払え】

よっし!!それじゃあ行こうか」



ちゃんと帳を下ろした五条は、紬と共に廃病院に入っていく



五条「この任務はあくまで紬の任務だ

緊急事態にならない以外、僕は何もしないよ」


「そんなの知ってる」


五条「なら良かった」



そこで会話は終わる

そして紬と五条の周りの空気は酷く冷たい



「(近くに呪霊とやらは居ないのか?)」



紬が辺りを見渡すが、一体も呪霊を見ていない



「(まぁ…まだ1階だ、ここの病院は5階建て

1階に居なくとも普通の事だろう)」



1階を探索し終わった二人は、2階に繋がる階段へと脚を進めた

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作者名:つきみのまる | 作成日時:2024年1月4日 21時

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