ことほぎ 参 ページ44
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私達が通された奥の広間には、既に他の招待客や柱の皆さんが座って話していた。
ふと見ると、不死川さんの首には鏑丸が巻いて居る。
「こんにちは、不死川さん。
今日は鏑丸は不死川さんとお留守番かしら?」
「あァ、他の招待客も居るからなァ。
驚かさねぇように、俺が預かるって言ったんだァ」
なるほど、確かに鏑丸を私達は見慣れているけれど他の人は驚くかも知れない。
と言うか、既に招待客の訝しげな視線を感じる。
「よぉ、煉獄。
ここまで迷わなかったか?」
「ああ!
親切な八百屋さんに道を教えてもらった!」
「なぁるほどな」
「冨岡を見なかったかァ?」
「いや、見なかったが」
「一体どこをほっつき歩いているんでしょうね?
もうすぐ開始の刻限だと言うのに……」
「しのぶちゃん、探しに行ってあげたら?」
「本当に、手が掛かるんですから……」
早速しのぶちゃんは、鴉に冨岡さんを探してここまで案内する様に命じている。
すっかり冨岡さんの世話係である。
冨岡さんを心配する私達を見て、時透君がボソリと口を開く。
「大人なんだからさぁ、そんなに心配しなくてもその内来るんじゃない?」
「冨岡だからなァ……」
「アイツはお迎えしてやんねぇと、道に迷って祝言が終わる頃にやっと来るかも知れねえぜ」
「宇髄さんに同意します」
「その信頼感がすごいよね」
しばらくすると、鴉に連れられた冨岡さんがやって来た。
「……皆、早いな」
「おめぇが遅いんだよ!」
「……早めに出たつもりだったのだが……」
「はァ!?」
総突っ込みされる冨岡さんは、かまってもらったのが嬉しいのか少し嬉しそうだった。
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華(プロフ) - ビタミンS様、コメントありがとうございます(*´ `)あの二人には、やっぱり幸せになって欲しいなと思ってました。原作の無限城ではめちゃめちゃ泣きました。みんな纏めて幸せにしてやる!リクありがとうです!頑張りますね(*´∀`*) (2021年6月21日 22時) (レス) id: e9517aa429 (このIDを非表示/違反報告)
ビタミンS - 華さんお久しぶりです!!今回の話めちゃくちゃ良かったです!!小芭内と蜜璃ちゃんの結婚式本当に幸せになれて良かったですΣ(ノд<)リクエスト、人間に戻ったねずこちゃん&炭治郎達が煉獄さんの家にお邪魔する話をリクエストさせてもらいます。 (2021年6月21日 0時) (携帯から) (レス) id: 8e18fd10fc (このIDを非表示/違反報告)
華(プロフ) - リア様、コメントありがとうございます(*´ `)ご期待に答えられるかは分かりませんが考えてみますね!リクエストありがとうございました。 (2021年6月20日 23時) (レス) id: e9517aa429 (このIDを非表示/違反報告)
リア - リクエストで大正時代にお母さんが来た!というのが見たいです。 (2021年6月20日 17時) (レス) id: 0f0e1e4722 (このIDを非表示/違反報告)
華(プロフ) - ゆいさん» ゆい様、コメントありがとうございます(*´ `)キュンキュンと言ってもらえてすっごく嬉しくです(*´∀`*)はい、是非是非!ご期待に答えられるかは分かりませんが(^_^;)お待ちしていますね! (2021年6月20日 13時) (レス) id: e9517aa429 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:華 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php?t=punishop
作成日時:2021年2月18日 7時