陸 ページ8
今は一体お話のどの辺りなのだろう？
竈門炭治郎は既に隊士になっているのだろうか？
そう思って、お館様に尋ねる。
「鬼を連れた隊士をご存知でしょうか？」
お館様は、ふっと少し笑みを漏らされて
「……まだ修行中だと鴉に聞いているよ。」
と仰った。
やっぱり、既にご存知なんだなぁと思う。
良かった。
まだ時間はある。
「物語は彼を中心として話が進んで行きます。
彼の連れている鬼のおかげで、鬼舞辻を倒す為の薬が作られます。
そして…」
私はお館様に、これから起こる事を話し始めた。
…
…
…
全部を話し終わると、お館様は
「A、ありがとう。
この情報は大切に使わせてもらうよ。」
と、仰って下さった。
「上弦は少なくとも、柱三人分の力があるそうです。
上弦に対峙する時は、是非とも柱三人で任務に当たって頂けるように采配をお願い致します。」
そう言って頭を下げると、お館様はゆっくりと頷いた。
良かった！
これできっと無限列車や遊郭では、煉獄さんも宇髄さんも助かるに違いない…！
先の事は分からないけれど、今、伝えるべきことは全て伝えた。
何か他に思い当たる事が出てきたら、鴉で連絡をする事にした。
煉獄さんの前だし、何処で誰が亡くなると言う事は言わなかったけれど、お館様ならきっと分かってくださるだろう。
…この先の事を話してしまったけど、私はどうなるんだろう…？
これで私は元の場所に、帰れるのかな…？
そう思って、少し待ってみたけれど何も起こる気配は無い。
と言う事は…
「…あの…
一つお願いがあるのですが…」
言い難そうに口を開くと、お館様と煉獄さんが私の顔を見る。
「実は…元の場所に帰る方法が分からないので、私を何処かに置いてもらえないでしょうか…？
勿論！
出来る事は何でもお手伝い致しますので！
どうか宜しくお願い致します！！」
真っ赤になりながら、お願いをすると
「ふむ！
それなら家に来ると良い！
俺が面倒を見てやろう！
これで安心だ！！」
と、煉獄さんが私を見ながら満面の笑顔で言った。
その頼もしい笑顔に、やっとホッとする事が出来たのだった。
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華(プロフ) - honey milkさん» あとは文字数制限ギリギリのお話があるので、色々追加出来ないと言うのもあります。沢山のご指摘、質問ありがとうございました。何せこのお話は最初の作品で勢いで書いた所が多いので、至らぬ点が多々あるかと思いますが温かく見て貰えると嬉しいです☺️ (2021年11月6日 1時) (
レス) id: e9517aa429 (このIDを非表示/違反報告)
華(プロフ) - honey milkさん» 壱拾肆：（照）→夢主が現れた時に何も持ってない「裸」だった事を思い出して恥ずかしがってると言う事です。 ☆*：以前コメントで、「〜side」を付けてほしいとあったのですが、私が台本書きはしっくり来ないのでタイトルにつけました。 (2021年11月6日 1時) (レス) id: e9517aa429 (このIDを非表示/違反報告)
華(プロフ) - honey milkさん» 章名について：呼吸の数字か旧漢字だったので、それに揃えてます。書き始めた頃、こんなに長くなる予定ではなかったので…本編分に関しては一応完結してるので、章名は変更する事を今は考えてません。 (2021年11月6日 1時) (レス) id: e9517aa429 (このIDを非表示/違反報告)
華(プロフ) - honey milkさん» 壱、肆、拾：脱字、変換ミス、誤字です。訂正しました。 壱拾弐：「取り付く島（漢字にしますね）もない」で正しいです。言った事を聞き入れてもらえない、みたいなニュアンスです。 (2021年11月6日 1時) (レス) id: e9517aa429 (このIDを非表示/違反報告)
華(プロフ) - honey milkさん» honey milk様、沢山のコメントありがとうございます(*´ `)細かい所まで見て下さっててとても嬉しいです。指摘も章名があるので分かりやすくて助かりました！ ご指摘について、以下回答です。 (2021年11月6日 1時) (レス) id: e9517aa429 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：華 | 作者ホームページ：
作成日時：2020年10月28日 10時
