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壱拾漆 ページ19

ある朝、煉獄さんが任務から帰って来ると、任務の帰りに立派な桜の木を見かけたと話をしてくれた。


「そんなに見事な桜だったんですか?

見てみたいなぁ。」

と言うと、

「そうか!

では、今夜は非番だ!

今から一緒に行こう!」

と、さも当然の様に言う。



「い、今から!?

お仕事帰りで、お疲れでは?」

「桜が散っては元も子もない!

今日は、何か用があるのか?」

何故駄目なんだと言わんばかりに、煉獄さんはこっちを見る。



柱ともなると、体力も常人では計り知れないんだろう。

それに今から行くと言う位だから、近所に違いない。


「いえ、ではおにぎりを沢山作ってきますね!」

と言うと、嬉しそうに笑ってくれた。



おにぎりを籠一杯に詰めて、玄関を出ると煉獄さんは

「では、行こう!」

と言って、おもむろに何故か私を抱き上げる。


「えっ!?

何で!??」

そう狼狽えると、

「桜は山にあるのでな!

しっかりと捕まっていてくれ!」


そう言って、煉獄さんはドン!と地面を蹴った。




恐ろしいスピードで風景が流れて行く。

煉獄さんの顔を見上げると、金色の髪が風になびいて、前を見据える赤い目がすごく綺麗。


綺麗過ぎて、目が離せない。

ーーー胸が苦しい。

壱拾捌→←壱拾陸



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設定タグ:鬼滅の刃 , 煉獄杏寿郎 , 炎柱   
作品ジャンル:ファンタジー
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(プロフ) - honey milkさん» あとは文字数制限ギリギリのお話があるので、色々追加出来ないと言うのもあります。沢山のご指摘、質問ありがとうございました。何せこのお話は最初の作品で勢いで書いた所が多いので、至らぬ点が多々あるかと思いますが温かく見て貰えると嬉しいです☺️ (2021年11月6日 1時) (レス) id: e9517aa429 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - honey milkさん» 壱拾肆:(照)→夢主が現れた時に何も持ってない「裸」だった事を思い出して恥ずかしがってると言う事です。 ☆*:以前コメントで、「〜side」を付けてほしいとあったのですが、私が台本書きはしっくり来ないのでタイトルにつけました。 (2021年11月6日 1時) (レス) id: e9517aa429 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - honey milkさん» 章名について:呼吸の数字か旧漢字だったので、それに揃えてます。書き始めた頃、こんなに長くなる予定ではなかったので…本編分に関しては一応完結してるので、章名は変更する事を今は考えてません。 (2021年11月6日 1時) (レス) id: e9517aa429 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - honey milkさん» 壱、肆、拾:脱字、変換ミス、誤字です。訂正しました。 壱拾弐:「取り付く島(漢字にしますね)もない」で正しいです。言った事を聞き入れてもらえない、みたいなニュアンスです。 (2021年11月6日 1時) (レス) id: e9517aa429 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - honey milkさん» honey milk様、沢山のコメントありがとうございます(*´ `)細かい所まで見て下さっててとても嬉しいです。指摘も章名があるので分かりやすくて助かりました! ご指摘について、以下回答です。 (2021年11月6日 1時) (レス) id: e9517aa429 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作者ホームページ:   
作成日時:2020年10月28日 10時

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