８歳下の彼氏 (ページ1)

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Episode : 01 ページ1

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ユリ「先輩ー！あの、お願いがあるんですぅ」

猫なで声で、
あたしの大好きなクッピーラムネを持って
登場したのは

後輩のユリ。

猫なで声はあたしに頼み事がある時だけ。

『なんすかー？！』

ユリ「あのぉ、実は～」

そう言いあたしの目の前に
2枚のチケットを出した。

『ま、まさか！ラーメン屋のクーポンk』

ユリ「なわけないです！」

なぁんだ、つまんないのぉ。

クーポンだと思ったのにぃ～

ユリ「いや、残念な顔するのやめてくださ～い」

『やめませ～ん』

ユリ「もう！！先輩が喜ぶと思ったのにぃ」

『へ？！クーポンk』

ユリ「違いますって！サイン会ですよ！」

『いやいや、
ラーメン屋のサイン会なんて聞いたことn』

ユリ「だから～、BTSのサイン会ですって！！」

『BTS？！』

ユリ「はい！BTSです！」

『ぶっ込みタンタン素晴らしい！の
あのお店？！』

ユリ「いや、先輩、
無理矢理感半端ないですってぇ」

『ぶっ込み(B)タンタン(T)素晴らしい(S)
じゃん』

ユリ「そんなお店ないですから！」

『あっれ～あの駅前のラーメン屋…………』

ユリ「…………っ！それより！
BTSはアイドルですって！韓国の！」

『なにそれ、知らない』

ユリ「寂しい先輩の為に、
頑張って取ったんですよ！」

『ありがた迷惑って言葉知ってる？』

ユリ「嬉しいくせにぃ～」

『なわけ！』

ユリ「とにかく！明日９時に駅前集合ですよ」

『明日は、チキンDAYの日……』

ユリ「チキンより大事だから必ず来て下さいね！」

『……』

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