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「だ、大丈夫!?」
私はお茶にむせて、息も絶え絶えの杏寿郎の背中を擦った。
「よっ、嫁に行く!?
兄上、これは一体?」
「Aっ!
きっ、君は、黒羽の事を、あんな事をされたのに好ましく思ったのか!?
この俺を差し置いて、あんな奴の嫁になると、君はそう言うのか!?
それなら! それ位ならっ!」
「兄上?
Aさん、何かされたんですか!?」
何故か二人が凄い形相で私に掴みかかって来て、怖い。
「どうしたの?
好ましいも何も、杏寿郎のお友達なら仲良くしなきゃって思っただけだよ?」
「しかし!
嫁に行くと言ったではないか!?」
「だって黒羽さん、ヨメって所に住んでるんでしょ?」
「――へっ?」
今度は二人がそれはそれは間抜けな顔になった。
何これ、すごく可愛いんですが。
「ほら、『ヨメに来い』って言ってたじゃない」
「……!
あぁ……そう言う事か……」
へなへなと力が抜けた二人を見て、私はさっぱり意味が分からず首をひねる。
「……私、何か変な事を言った?」
「A、嫁に行くとはな……
黒羽の嫁になると言う事はだな……
そうだな……
家族に……そう、家族になると言う事だ!
黒羽の嫁になったら、君はここを出て黒羽の家に住んで一緒に暮らさねばならんのだぞ!」
「えっ、やだ!」
即答する私を見て、杏寿郎達は満足そうにニコリと笑う。
「だろう?
遊びに行きたいのなら俺が連れて行ってやるが、嫁に行くのは許さん!
分かったな!」
「うん!
じゃあ私、杏寿郎と千寿郎のヨメになって良い?」
「むむっ!?」
「駄目?」
ずずいと私が詰め寄ると、二人はたじたじと後ずさった。
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華(プロフ) - 龝さん» あきちゃん、コメントありがとうです(*´ `)もう、夢主ちゃんにグイグイ押されてコン寿郎はタジタジです(*´艸`)真っ赤になる兄貴は可愛らしいですよね(*//艸//)いえいえそんな…!お恥ずかしい(汗)素敵なコメントありがとうね! (2021年6月24日 12時) (レス) id: e9517aa429 (このIDを非表示/違反報告)
龝(プロフ) - 華さん、第二部、お疲れ様でした!m(_ _)m垂れた前髪の隙間から見える兄貴の赤面には萌えますね…!(*´∇`*)第三部がとても楽しみです…!またまた情景描写に心打たれることでしょう…!更新、お疲れ様でした!m(_ _)m (2021年6月24日 10時) (レス) id: fa76bf1609 (このIDを非表示/違反報告)
華(プロフ) - 彩乃さん» ゆめこさん、コメントありがとうです(*´ `) 本当にあっという間ですね(汗)何故でしょう…?きっと兄貴は、自分に対して言い訳をして思い込もうとしてるんです。頭を垂れたのはどうしてでしょうか…?(*´艸`)いつも沢山ありがとう! (2021年6月23日 18時) (レス) id: e9517aa429 (このIDを非表示/違反報告)
華(プロフ) - 衣世さん» 衣世様、お久しぶりです(*´ `)今は全体で言うと、起承転結の転位のイメージですのでもうしばらくお付き合い下さいね(*´∀`*)子狐ちゃん頑張りました。衣世様にドキドキをお届け出来て嬉しいです(*´艸`)コメントありがとうございました! (2021年6月23日 18時) (レス) id: e9517aa429 (このIDを非表示/違反報告)
彩乃(プロフ) - 華さん、第二章お疲れさまでした!!なんだかあっという間に感じます……笑 狐ちゃんの想いが兄貴に届くといいですね!忘れられないのは仕方ないけれど、兄貴もヤキモチ妬くくらい好きなんでしょうから笑 吸血鬼も面白そうですね! (2021年6月23日 10時) (レス) id: 555a9d3211 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:華 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php?t=punishop
作成日時:2021年4月24日 10時