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 屋上の扉を開ける瞬間が好きだ。

 何も遮るものが無い空が視界いっぱいに広がって、ドアから吹き込んでくる強い風に髪がなびき、全身が開放感に包まれる。

 いつもの学校なのに、特別な場所にやって来た様に感じる、そんな一瞬が。


 私はドアをしっかりと開けて閉じないのを確認すると、足元に置いておいた荷物を持って屋上の真ん中まで運んだ。

 
「星図と、懐中電灯と、ノートと……

 うん、オッケー」


 屋上には星の観察を邪魔する明かりがないおかげで、地上よりも星達がきれいに見える。

 下弦の月が空にあるけれど、あまり明るく無いからきっと今日の流れ星はよく見えるだろう。


「星がきれいだねぇ、優香ちゃん……」

「だねぇ……

 そうそう、先輩に聞いたんだけどここに寝っ転がって空を見ると、すごく気持ちいいんだって!」

「へぇ!

 やってみよう!」


 二人並んで床に座って寝転がろうとした時、ザワザワと人がやって来る音が聞こえた。


「おっ、二人とも早いね。

 望遠鏡のセッティング手伝ってくれる?」


 そう言って先生達と先輩達がやって来て、一気に屋上は賑やかになる。

 私達は機材を広げて、街灯やライトの場所を確認して、光が入らない様にレンズの向きを調整したり、星図を確認して流星群の放射点の方向を確認した。


 基本的にセッティングは生徒主体なので、先生達は端の方に並んで立っている。

 チラッと見ると、何やら二人で話してるみたいで、私は二人の様子が気になってしまって、つい何度も見てしまった。

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設定タグ:キメツ学園 , 煉獄杏寿郎 , 鬼滅の刃   
作品ジャンル:恋愛
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(プロフ) - ゆいさん» ゆい様、いつもコメントありがとうございます(*´ `)うわああぁ、そんなふうに言ってもらってすごく励まされます!これからも拙い文章ですが是非是非よろしくお願いします!(*´艸`*) (2021年9月17日 3時) (レス) id: e9517aa429 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - 華様 おはようございます!華様の情景が浮かぶ様な素晴らしい話、本当大好きです!!長いなんて思わないくらいいつも楽しい読ませて頂いてます\(//∇//)\ お忙しいのに、いつも更新ありがとうございます!! そして、煉獄先生ー。がんばれー!!次も楽しみです!! (2021年9月16日 8時) (レス) id: c872c7d816 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - ゆいさん» ゆい様、コメントありがとうございます(*´ `)先生はきっと大正軸より少し歳上なので、中身は大人のイメージです。ゆい様の元気の元になれましたか?(*´∀`*)こちらこそありがとうございます!! (2021年9月9日 18時) (レス) id: e9517aa429 (このIDを非表示/違反報告)
ゆい(プロフ) - 華様 夢主ちゃん、よかったですーやはり、先生は頼りになってかっこいいし、ステキです。、、、最後のムフフな展開もドキドキですーー。今日は仕事がんばろーって、思えました!!ありがとうございました!行ってきます!!(*^ω^*) (2021年9月9日 8時) (レス) id: c872c7d816 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - ゆいさん» ゆい様、コメントありがとうございます(*´ `)連れ去るのも良いけど、夢主ちゃんはきっと最後まで仕事をやり遂げたいだろうな、でも心配だから見守るんだろうな、と言う感じです(*´艸`*) (2021年9月2日 21時) (レス) id: e9517aa429 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名: | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/personal.php?t=punishop  
作成日時:2021年3月29日 8時

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