本当の顔 (ページ5)

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安side

安｢お疲れさま～｣

亮と２人で生ビールで乾杯して、唐揚げと枝豆食べなから色んな話をする。俺はどうしても亮に聞いてほしいことがあった

安｢亮はさ、最近人を好きになることあった？｣

亮｢いきなりどうしたん？｣

安｢どうなのかなーって思って｣

亮｢最近はないけど、章ちゃんはあるってことやろ？｣

安｢まだ何も言うてへんやんかー｣

亮｢やって、わざわざ聞くってことはそうやろ？｣

まぁ確かに亮の言うてることは間違ってないんやけど、好きかどうかはまだよく分かってへん

亮｢それでどうしたん？｣

安｢好きなのかは分からへん……せやけど、最近よく連絡くれる人がいて、どうやって返信しようかなって考えたりしてさ｣

亮｢それって恋なんやないの？｣

安｢うーん。でもな、向こうはそう言うのにも慣れてるんやないかなって思うから｣

亮｢何でそう思うん？｣

安｢みんなを笑顔にするお仕事してるから……かな｣

亮｢うーん。どんな人か分からへんけど、まずはどんな人なのかをよく知ってみたらええんやない？｣

安｢そうよなー｣

亮に相談したら何だかスッキリして、いつもより飲むペースも早くなる。普段あんまり酔わないけど、何となく心地よい酔いに飲み込まれていく

亮と別れ部屋のベッドに転がると連絡が来ていて、今日は飲みすぎたかも……何て返信をしたのは酔ったせいにしよう