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丸side
休みに入る前に渡したいものがあるから、事務所へ来いって言われて来てみればなぜか錦戸さんの姿が。話が全く見えへんくって困惑の気持ちでいると
雛「丸の休みな、錦戸くんと一緒に過ごしてもらうから」
丸「えっ?どう言うこと?」
雛「まぁ、ひとり旅とかも考えたけどな、お前も一応有名人やし、気晴らしに旅行でも行ってもらうには誰かおった方がええなーって思って」
信ちゃんの言うてることが全然分からへんくって頭にハテナしか浮かんでこうへんのやけど、話はどんどん進んで、旅行先も決まってて、ホテルの予約も済んでるらしい
雛「あとはゆっくり楽しんで来いよー」
丸「いや、ちょっと話が急すぎて」
錦戸さんをチラッと見れば
亮「俺は大丈夫なんで、パーッと旅行に行きましょう」
この言葉に俺は「はい」としか返事が出来へんかった。1度家に帰り荷物をまとめて、錦戸さんと合流する
丸「ホンマによかったん?」
亮「俺は大丈夫。ホンマは1人でゆっくりしたかったと思うけど、村上さんからのお願いやったから」
丸「信ちゃんからの?」
亮「心配してくれてええ社長さんやね」
俺は何の心配をされてるのか全然分からへんけど、錦戸さんと“友達"の距離が縮められるとええなーとひそかに思いながら出発した
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作者名:華南 | 作成日時:2023年11月14日 21時