本当の顔 (ページ30)

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亮side

安｢横山くんの呼び出し大丈夫やったん？｣

亮｢うん。大丈夫やったで｣

安｢そっか。それならよかったわ｣

亮｢心配してくれてありがとう｣

今はまだ章ちゃんにも話す時やない気がして、まぁそのうち大倉さんから耳に入るやろうし、今はとりあえず黙っておこう

横｢出張ってことにしてとくから｣

亮｢有給使ってくれてもよかったのに｣

横｢それはまたホンマに使いたい時のために取っておいたらええよ｣

亮｢ありがとう。ほな行ってきます｣

俺は村上さんの待つ事務所へと向かう

雛｢ホンマにすまんな｣

亮｢大丈夫です。ただホンマに僕でいいんですか？｣

雛｢錦戸くんやからええんやと思うてる。これでも社長やから見る目はあるで～｣

亮｢フフッ、分かりました。それじゃあよろしくお願いします｣

雛｢こっちがよろしくお願いしますやな｣

豪快に笑う姿が気持ちよくてついついこちらも笑顔になってしまうから、村上さんは不思議な人やと思う

雛｢もうすぐ来ると思うから｣

そう言ったのと同時に

丸｢信ちゃーん、話って……ってえっ？錦戸さん？｣

雛｢とりあえずこっちで座って話そう｣

丸山さんは何も聞かされていないようで、驚いた顔をしながらソファーに座る