本当の顔 (ページ21)

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亮side

章ちゃんが変なこと言うから嫌でも意識してしまう自分がいて、やり取りにぎこちなさが出てないか心配になる。それでも仕事は仕事でやって来るわけで

丸｢今日もよろしくお願いします｣

staff｢こちらこそお願いします｣

渋｢今日もカッコよく撮ったるからな｣

丸｢すばるくんの腕なら完璧やな～｣

こんなやり取りもいつものこと、俺もいつも通り商品の説明をしてあとは撮影をするだけ。順調に進んでたけど、機材トラブルで撮影が進まへんようになった

亮｢すいません。ご迷惑おかけして｣

丸｢いやいや、大丈夫ですよ。もう少しで復旧しそうやって言ってたし、控え室で待ってます｣

亮｢何かあったら呼んでくださいね｣

丸｢ありがとうございます｣

いつものニコニコした丸山さんは1人控え室へ戻っていった。しばらくすると機材トラブルも解決したから、呼びに行くと

亮｢あっ…｣

ほら、またや。あの時と同じ顔。
あの顔を見るとなぜか心がザワザワする。何なんやろこの気持ち

亮｢丸山さーん｣

わざと大きな声を出せば、いつもの丸山さんになってニコニコ笑顔でスタジオへ戻っていく

渋｢おつかれさん！また会えるの楽しみにしてるわ｣

丸｢お疲れ様～俺も楽しみにしてる！ありがとー｣

亮｢お疲れ様でした。今日はご迷惑おかけしました。また出来上がったらご連絡しますので、よろしくお願いします｣

丸｢はーい。お願いしまーす｣