本当の顔 (ページ14)

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丸side

ラブラブな2人を見るのが嫌なわけちゃう。むしろ幸せそうでホンマによかったって思うから。
俺にはあんな風に笑うことは出来るんやろか？
あんな風側におれるんやろか？

そんなことを考えてたら錦戸さんが席を立ったから俺もさりげなく後をついていく

丸｢あの2人お似合いやね｣

亮｢そうですね。章ちゃんが幸せそうでよかったです｣

まるで、自分のことのように嬉しそうに微笑む姿に思わず見惚れてしまう

亮｢丸山さん？｣

丸｢あっ、すいません…｣

何となく気まずい沈黙

亮｢戻りますか？｣

丸｢うん、そうやね｣

亮｢丸山さんって不思議な人ですね｣

丸｢えっ？｣

亮｢さっきまですごく人懐こい感じだったのに、今は少し遠慮してる。最初はテレビのままの人って印象でしたけど、今は少し違います｣

驚きすぎて何も答えられないでいると

亮｢あっ、すいません。こんな失礼なこと…｣

丸｢いや、大丈夫ですよ。そうだ、これからお互いに敬語はやめませんか？｣

亮｢えっ？｣

丸｢きっとまたこうして飲む日が来ると思うから｣

亮｢じゃあ……仕事以外はそうします｣

何でこんなん言うたのかは分からへんけど、またきっとこうして会う日が来る。そう思えた