Destiny～Another story～ (ページ19)

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安side

目を覚ますとそこには愛おしい彼の姿
携帯を見るとまだ夜中の３時だった

大倉の寝顔やっぱり可愛いな
いつもはカッコいいんやけど
この無防備な姿がキュンとする
ってなんか乙女やな
あぁー何か今なら亮の言ってたことが分かるかも
無性に触れたくなる瞬間
愛おしい気持ちが溢れてきて
そっと頬に触れる
一瞬くすぐったそうにしたけど
起きる様子はない

安｢たぁくん……｣

自分で言っておきながら恥ずかしくなる

でもすごく愛おしき持ちでいっぱいだ
そして側にいられることで
心が満たされていく
こんな幸せがあるんやなって
ホンマに好きになれてよかった

そんなことを考えていたらまた眠りにつく

大｢ヤス～ヤス～｣

安｢……んっ｣

大｢起きた？｣

安｢んっ～｣

大｢デート行くで！｣

安｢えっ？｣

まだ半分寝ぼけた頭で答える

大｢せっかくの休みやし天気もエエから出掛けよ｣

安｢ぅん…起きるな～｣

そう言って布団からモソモソ起き上がり
顔を洗って準備する

大｢ヤス出来た～？｣

安｢出来た～｣

大｢ほな行くで～｣

大倉の運転で向かった先は動物園

安｢大倉にしては珍しいところ選んだんやな～｣

大｢ヤス動物好きやん？やから癒されるかな～って。あと外でもたぁくんって言ってや～｣

安｢ありがとう…たぁくん……｣