夢の中から

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横山side



俺は半分人間の血が入ってるから、高校を卒業するまではこっちの世界で普通に生活してた



力が強すぎても弱すぎてもいけないし、コントロールする力もつけなきゃいけないから、栄兎神社に行って修行をしたこともあった




本来ならちゃんとした場所があるんやけど、俺の場合は半分人間ってだけで違うみたいで、そこに長い時間いる力が備わってなかったって言うてたな





大｢逆に子どもの頃に染めてたんですね｣

横｢じゃないと目立ってしまうので｣

大｢あー確かにそうですよねー｣



大倉さんは思いの外驚くこともなく俺の話を聞いてくれた



横｢何となく分かってもらえましたか？｣

大｢うん、すごい力があるんやってことと、そのおかげて俺は助かってるってことはわかった｣

横｢それならよかったです。これからも上手くお伝えできるようにしますね。今回はすいませんでした。それじゃあこれで………｣




ここまで言えば長居する必要もないやろうと思い帰ろうとしたら



大｢あの、よかったらごはん食べません？｣

横｢えっ？｣



初対面の人相手に何言ってるん？って思い驚いていると



大｢腹減ったな〜って思ってて、どうですか？｣

横｢え……っと｣

大｢と言うより一緒に食べてください｣

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