夢の中から

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大倉side

俺は早速次の休みに神社へ向かった
けど、そんな都合よく会えるわけもなくて、結局その日は会えへんままやった。その次の日も行ったけどやっぱり会えへんか……



そう思ってウロウロしてたらこの前の横山さんと一緒にいた男の人や
向こうもこっちに気付いたみたいで目が合う
俺はなんと無く気まずくて目を逸らしたけど彼が大きな声で



雛｢あの！昨日もおらんかった？｣

大｢えっ？｣

雛｢昨日もこの辺りにいるの見かけてん｣

大｢あっ、はぃ｣




彼はやっぱりと言うような顔をして近付いてくる



雛｢誰か探してる感じやったけど見つかったん？｣

大｢いや、それはまだ……｣



何やろこの人ガサツって言うたらええのかめっちゃ人との距離詰めるん早ない？
俺は少し後ずさりしていると



横｢雛ーどこ行ったん？｣



聞き覚えのある声が聞こえた


雛｢ヨコ〜こっちやで｣

横｢何やそんなとこ…｣



俺の顔を見て明らかに驚いて固まってる



雛｢ヨコ、どうしたん？｣

横｢え、いや……｣



俺はこのチャンスを逃したらもう2度と会えないような気がして


大｢探してた人見つかりました｣

雛｢えっ？よかったやん！どこにおったん？｣

大｢僕の目の前に………｣




横山さんの顔をしっかりと見据えて伝えると戸惑いからか瞳が揺れた気がした

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