僕はキミが好き (ページ30)

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亮side

風邪を引いたわけやないと
思うけどくしゃみが出る
丸も横山くんも心配してくれてて
横山くんなんか暖めてあげたら
何て丸に言うてるし
丸は何か誤魔化しとるし
チラッと目があって顔が赤なってるの
気付かれたと思う

マネ｢横山さーん、お願いしまーす｣

横山くんがマネージャーに呼ばれて出て行った

丸と二人きりの楽屋
何だか不思議な空気が流れる

丸｢亮ちゃん、ホンマに寒ない？大丈夫？｣

俺はちょっと考えた
あん時みたいに寒いって言ったら
暖めてくれるんやろか？
ギュッとしてくれるんやろか？

亮｢丸～さむぃ…｣

上目遣いで言ってみる
丸が少し驚いた顔をしている

丸｢亮ちゃん？｣

丸は俺の座ってる横に来て
顔を覗き込む

亮｢丸？さむぃ…｣
もう一度言ってみる

丸｢っ…亮ちゃん…｣

丸はギュッと抱きしめてくれた

丸｢亮ちゃん、これで寒くない？｣

亮｢ぅーんもっと…｣

何故だか分からないけど
もっともっと丸を欲しくなった

丸｢ヨシヨシ｣

そう言いながらギュッと抱きしめた
背中を頭を撫でてくれる
丸の温もりと心地よい手の感触
俺は丸の胸に顔を埋める