僕はキミが好き (ページ21)

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安田side

カフェの彼は大倉と言って
歳も１つしか変わらへんくて関西出身やった

何や話も弾んで楽しい時間やった
週末のライブも見に来てくれるみたいやし
この前書いてた曲も完成したし
聞いてもらえるん楽しみやな

大倉とは週末にまたと別れて
家に帰る

翌日
仕事を終えると今日は亮と音合わせを兼ねた飲み会

亮｢章ちゃんおつかれ～｣

安｢亮もおつかれ～｣

今度のライブでやる曲の確認をする
俺は何だかワクワクして鼻唄混じりで作業を進める

亮｢章ちゃん、えらい上機嫌やん。何かいいことでもあったん？｣

俺は最近の大倉との出来事を話した

安｢ホンマに優しい人で、そのお陰で曲もできたし美味しいタルトも食べれて。顔も小さくて男前でなーいつもとびっきりの笑顔で迎えてくれんねんな｣

亮は何故だかニヤニヤして聞いている

安｢？亮どうしたん？｣

亮｢章ちゃんさーその人のこと好きなんやろ～？｣

安｢へっ？あっ？｣
俺は予想外の言葉に驚く

亮｢やってさ～恋する乙女みたいな顔しながら話してたで｣
亮はまたニヤニヤしながら言う

安｢えっ？いや、好き…？｣
俺は考えたことも無かった
確かにいつもキレイな顔してるな～とか
笑顔で迎えてくれるんは嬉しいな～とか
そんなんは思ってたけど…

亮｢きっと章ちゃんそれは恋やな｣
亮は嬉しそうに笑う

亮｢あっごめん。章ちゃん丸からはよ帰ってきて～♡って連絡来たから帰るわ～｣
亮は嬉しそうに帰っていった