目覚めて、笑って、パンプキン。2【💚💜❤️💛🚢】 (ページ6)

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「....なるほど」

「まさか....お前、今やっと理解したな？....なら、わざわざあんな気分の悪くなるような事話す必要なかったか」

「で、でも....私、誤解してたから。もっと酷い理由で....その、人間を喰べたんだと思ってた」

「なら....信用を得られて良かったってことにしとく」

「うん、元々悪い人だなんて思ってなかったけど....知れて良かった」

「それで....ここからが、本題だ」

「え？」

「....俺があいつらに声をかけたんだ、お前を攫おうって」

「うん....？」

「でも....人間を攫ってきて意図的に怪物にするなんて、たぶん他の誰もやったことがない。だから....お前がお菓子を作れなくなったのも、こうやって体調を崩して何度も何度も眠ってしまうことも....正直、予想してなかったし、解決策がわからない」

「....そっか？」

「だから....ごめん。全部、俺のせいだ」

「な、なんで？何が？」

「だって、要するに....俺のわがままなんだよ、お前を連れてきたのは」

「そ、そんなことない！」

「....でも、」

「私だって来たかったんだもん。それに、うらたさんには何度も聞いてもらったし。後悔しないか、って」

「........後悔、してないのか？」

つい、返事に詰まってしまった。
お菓子が作れない現状も、眠ってばかりで頭も痛くて....正直、あの時想像していた日々とは全然違っている。

「でも、私はここに居て、まだ消えてなくて....だから、きっとまた、お菓子作りもできるし」

「....ああ」

「大丈夫！元々お菓子作りなんて、そう頻繁に出来ることじゃなかったし。材料を買い揃えるために貯金したりしてたもん。....魔力が足りない今も、似たようなものじゃん、ね」

「でも、お前の現状を見て....あいつらは色んなことを考えてる」

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