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大‘今だいじょーぶ？’
「うん、平気だよ」
不定期な仕事の大倉くんは、深夜に回る仕事の時もあるからと、合間に電話をくれる
大‘今なにしてんのー？’
少し間延びする声も、マイペースな彼らしくて小さく笑みが零れた
「いま？メイク道具の買い出し。来週新人のアーティストさんのアー写撮影があって、その人の担当任されたの」
大‘へぇ。凄いやん。’
「大倉くんは？映画の撮影？」
大‘おん、今日は結構かかるやろうなぁ…もう眠いもん’
「相変わらずだね(笑)」
荷物抱えてゆっくり歩く
仕事帰り。彼の声を聞きながら帰宅するのが、私は好きだった
大‘昨日久々に自分でカレー作ってんか〜やっぱりカレーってうまいよなぁ〜！’
ケラケラと笑う彼の声に
─────「あのっ！！！！」
え・・・？？？
女性の声が被さる。
パッと振り返ると女子大生くらいの女の子がいて、
「あのっ…もしかして…新田さんですか…？？」
「…はい、そうです、けど…？？」
「よかったぁー！私！いつも新田さんの雑誌コラム楽しみにしてて！この前のヘアメイク集も買ったんですけど！あの！えっと、！！」
急き立てて話す彼女にややビビりながら
「見てくれてるなんて…嬉しいです、」
と笑えば、また満面の笑みを浮かべた
「新田さんのヘアメイク、凄く好きなんです。友達も真似してて…それに新田さんも個人的に凄く好きで…可愛いし…//」
なんて可愛いんだろう…
最後が尻すぼみになるあたりにグッとくる
「SNSとかやられないんですか？」
「ごめんなさい、今はやるつもりはないんです。よかったらフリーでカットもしてるのでサロンにいらしてください」
イマドキの女子大生らしく若さに満ち溢れた女の子はにっこり笑って「絶対行きます！！」って言ってくれた
大‘……ちょっとぉー…俺置いてかんといてぇや…’
「ﾊｯ！！ご、ごめんっ！！！ついあまりの可愛さに余韻に浸ってた…(笑)」
大‘なにぃ〜？Aちゃん俺より女のコの方とるん？たぁくん泣いちゃう’
突然でる可愛子ぶるモードにクスリと笑う
「すみませんでした、大倉ｻﾏ」
大‘あっはっは、ええけど(笑)ちゃんと声聞こえとったから何話してたかわかったし。それにAちゃんのこと可愛い言うてたから許す’
「…なにそれ、(笑)」
大‘にしても顔さされるようになってるやん、Aちゃん’
───もうただの一般人やないなぁ…
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霞(プロフ) - ぁぃ岡ちゃんさん» コメントありがとうございます！ 由美ちゃんにそんなに想ってくれるなんて嬉しいです。きっと伝わっていると思います。ゆっくりかもしれませんが応援してくださると嬉しいです。 (2018年12月4日 23時) (
レス) id: d6c2b255b7 (このIDを非表示/違反報告)
ぁぃ岡ちゃん(プロフ) - 由美ちゃん、めっちゃ健気で泣きそうになりました！こんなに健気なのになんで報われないんだろう、由美ちゃんには絶対幸せになって欲しいな、って実在の人じゃないのに思っちゃいました笑笑 更新楽しみにして待ってます！これからも頑張ってください (2018年11月30日 22時) (レス) id: eade38522d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：霞 | 作成日時：2018年9月20日 14時
