146 ページ47
とある男の回想───
大「あっはっは！何言うてるん自分(笑)」
ココ最近で1番笑っている大倉さん。
数週間ぱっと笑顔が消えて無表情だったし、どこか冷たさを感じる時もあった
それが今や全力で笑う大倉さんに戻った。
横「志倉！」
「は、ハイっ！」
横「悪いけどそれ取って！」
「あ、はい！」
大「ちょお、俺のマネージャーこき使わんといてくれへん？(笑)」
大倉さんの担当になって1年。
新人にしては長い方だと言われた。
大倉さんはオンオフがしっかりしていて、自分のバリケードがハッキリとある人だと僕は思う。
踏み込んでいい境界線を
僕はいつも見極めなきゃならない。
でも
ああして笑ってたり
ドラムを叩いたり
ステージで踊ってる姿は
誰よりもアイドルだと、僕は感じていた。
尊敬、に近いのかもしれない。
大倉さんのような、仕事もできて努力して、悩みながらも走り続けるカッコイイ男になりたいと思った
だから
余計に気になるのかもしれない。
自分の理想と、現実のその狭間で。
大「…ん、ありがとう。また明日な」
「はい。お疲れ様でした！」
───ﾊﾞﾀﾝ、
車を降りてキャップを深く被りマンションへと入っていく。
「…ふぅ、」
僕はその後ろ姿が見えなくなるまで眺めていた
「あ、」
これ、
「台本忘れてる、！」
車の中に置き忘れられた台本。
咄嗟に手に取って車を降り彼を追いかける。
急いで携帯に電話をかける
でも見てないのか繋がらない
仕方ない。もう少しマンションの中に入ろう。
と、その瞬間─────
「あっ、大倉さ、…！！！」
────え…
遠くに見える大倉さんの方へ近づいていく1人の女性
遠目でも可愛らしい様相なのはわかった。
その女の人に気づいて大倉さんはふわりと笑う。
それだけで、分かってしまった。
大倉さん……
彼の幸せな表情に反してふつふつと湧き上がる危険信号の音。
「志倉、大倉のこと頼むからな」
そう上司に言われていたことを思い出す。
───あの女の人…
「確かヘアメイクで…」
大倉さん担当してた…
それにあの背中の感じ見たことがある
そう思って頭ん中ひっくり返して探って
「あ、！！」
彼女は
「…嘘だ…」
あの錦戸さんと撮られた人なんじゃないか…？
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 478人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「関ジャニ∞」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
霞(プロフ) - ぁぃ岡ちゃんさん» コメントありがとうございます！ 由美ちゃんにそんなに想ってくれるなんて嬉しいです。きっと伝わっていると思います。ゆっくりかもしれませんが応援してくださると嬉しいです。 (2018年12月4日 23時) (
レス) id: d6c2b255b7 (このIDを非表示/違反報告)
ぁぃ岡ちゃん(プロフ) - 由美ちゃん、めっちゃ健気で泣きそうになりました！こんなに健気なのになんで報われないんだろう、由美ちゃんには絶対幸せになって欲しいな、って実在の人じゃないのに思っちゃいました笑笑 更新楽しみにして待ってます！これからも頑張ってください (2018年11月30日 22時) (レス) id: eade38522d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：霞 | 作成日時：2018年9月20日 14時
