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自分の家に帰ってからは、何をしたかあんまり覚えていない
ベッドにばたんと倒れ込んで
そのまま布団を被り、
シーツを涙で濡らした。
眠れないまま朝が来て、カーテンの隙間から差し込む光。
「……あさ……」
むくりと起き上がって携帯を見ると
「えっ…」
─────安田さん？
安‘朝早く電話してごめんなぁ〜。時間ある時連絡くれへんかなぁ？じゃあねぇ、バイバ〜イ’
きちんと留守電に残しているところが安田さんらしくって、小さな笑みが零れた。
────ﾌﾟﾙﾙﾙﾙ…
安‘はぁい？もしもしぃ？Aちゃん？こんにちはぁ’
「…こんにちは、すみません、電話出られなくて」
安‘気にせんといて〜(笑)’
それから安田さんはたわいもない話をしてコロコロ笑ってた。
口調の柔らかさと
ほんわかする内容に
自然と笑顔になって。
安‘…んふ、やっと笑ったな(笑)’
「……わたし、、」
安‘ゴメンな…’
「え？」
安‘…僕らの世界に、巻き込んでしもうたみたいで…’
────安田さん…
安‘大倉もな、怖かってんと思う’
自分のせいでAちゃんの人生が狂うかもしれへんことが。
昔な、大倉ちょっと自分のせいで彼女の夢を失わせてしまうことあってな…
そっからちょっと、僕も
大倉のことは気にかかっとってん…
安‘Aちゃん、’
安田さんが、言葉を選んでゆっくり話す。
安‘僕にできることあったら、いつでも頼ってきてな。辛い、苦しいて、言うてね？大倉に言いにくいことあったら、僕が聞くから。
やから─────’
「…私こそ、怖いんです、」
安‘え…？’
「怖いんです、私…ｯ、大倉くんや錦戸さんに迷惑をかけたこと…ｯ…私の判断の甘さに…ｯ」
安‘…Aちゃん…’
「皆さんが築き上げてきたものを壊してしまうんじゃないかって…ｯ…それが1番怖いんですｯ…」
錦戸さんともう会えなくなるかもしれないとか
大倉くんに捨てられてしまうんじゃないかとか
それも怖いけど
それ以上に、
皆さんの努力と結果、そしてこれからの未来を壊してしまうことの方が何千倍も恐ろしい─────
安‘…優しいねんな、ほんまに…’
安‘んでもな、Aちゃん、
・
僕ら、そんなに弱ないねんで’
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霞(プロフ) - ぁぃ岡ちゃんさん» コメントありがとうございます！ 由美ちゃんにそんなに想ってくれるなんて嬉しいです。きっと伝わっていると思います。ゆっくりかもしれませんが応援してくださると嬉しいです。 (2018年12月4日 23時) (
レス) id: d6c2b255b7 (このIDを非表示/違反報告)
ぁぃ岡ちゃん(プロフ) - 由美ちゃん、めっちゃ健気で泣きそうになりました！こんなに健気なのになんで報われないんだろう、由美ちゃんには絶対幸せになって欲しいな、って実在の人じゃないのに思っちゃいました笑笑 更新楽しみにして待ってます！これからも頑張ってください (2018年11月30日 22時) (レス) id: eade38522d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：霞 | 作成日時：2018年9月20日 14時
