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大「なぁ、」
「ん？」
大「髪、セットしてくれへん？」
「え…？」
大「見て、今日も寝癖酷いやろ(笑)」
着替えた大倉くんは寝癖の部分をちょんちょん、とつまんだ
大「最近Aちゃんに髪切ってもらうことはあってもセットはしてもらってへんし、」
「うん、いいよ」
大「やった(笑)」
「何かスタイリング剤とかある？」
大「貰いもんなら……ここにあったかな…あっ、あったあった」
「わぁ、随分いいの貰ってるね、(笑)」
大「そうなん？俺休みの日はこーいうんあんまりつけたなくて使われへんのよ」
「…これにしようかな、よし、じゃあ座って」
鏡の前で腰掛けて、その後ろに私が立つ。
大「思い出すなぁ、最初にAちゃんが来た日のこと(笑)」
「若い女が来たな〜くらいにしか思ってなかったでしょ？(笑)」
大「……ごめん、(笑)」
「大丈夫(笑)そんなもんだよね、この世界って」
大「…みんながみんなそうやないけど(笑)」
まぁ俺らみたいなんは特にそぉなってしまったんかな、
と目を伏せた。
【トップアイドル】
その肩書きに幾人の人たちが近寄っていったのだろう。
大「んでもそれなりに見分けはつくようになってんか。やからさ、」
パチッと鏡越しに目が合う。
大「Aちゃんのことはすんなり受け入れられたし、みんなもすぐ打ち解けたやろ。すばるくんなんかマスコットちゃんて呼んで」
「…」
大「りょおちゃんもそぉや。…あんな気さくに話すのん、ほんま珍しい…」
「そうなの…？」
大「おん。シャイやしね(笑)」
確かに、よく照れてキレるのはお決まりだった。
大「…Aちゃんがおるメイク室。居心地よくて、俺、ほんまにメイク入りすんの楽しみやってん」
「……最高の褒め言葉だね(笑)」
大「んふ、今や私的に専属やし？(笑)俺ずっとカッコええまんまいられる〜」
あははと笑う。
大好きな可愛い笑顔。
柔らかな髪に指を通して、少し前髪が重ためのスタイリングをする。
「黒髪も似合うね」
大「ほんま？ま、役のためやけど」
「よし、完成っ」
大「ありがとぉ〜」
ぷに、と頬をつままれる。
「もぉっ//」
大「マスコットちゃんは癒しをくれるもんやからな(笑)」
「だからっていつもやる必要なくない？(笑)」
大「もぉ、わがままやなぁ(笑)」
「え？」
────ﾁｭ､
大「はい、これで満足？」
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霞(プロフ) - ぁぃ岡ちゃんさん» コメントありがとうございます！ 由美ちゃんにそんなに想ってくれるなんて嬉しいです。きっと伝わっていると思います。ゆっくりかもしれませんが応援してくださると嬉しいです。 (2018年12月4日 23時) (
レス) id: d6c2b255b7 (このIDを非表示/違反報告)
ぁぃ岡ちゃん(プロフ) - 由美ちゃん、めっちゃ健気で泣きそうになりました！こんなに健気なのになんで報われないんだろう、由美ちゃんには絶対幸せになって欲しいな、って実在の人じゃないのに思っちゃいました笑笑 更新楽しみにして待ってます！これからも頑張ってください (2018年11月30日 22時) (レス) id: eade38522d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：霞 | 作成日時：2018年9月20日 14時
