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式が終わると、携帯に連絡が入る。
────大‘今日うち来れる？’
タクシーに乗って大倉くんの家に急いで、インターホンを鳴らすと
───ガチャ…
大「合鍵あるんやから鳴らす必要ないやろ(笑)」
「ふふっ、」
大「なにぃ？(笑)」
「あのね、大倉くんがこうやってドア開けてくれる瞬間が好きなの(笑)」
大「…なにそれぇ(笑)」
と首をくたっと下に下げて照れたように笑う。
こういう表情をする時は、なんだか可愛い男の子って感じで母性本能が擽られる。
部屋の中はコーヒーの香りで満たされていた。
「いい匂いだね」
大「飲む？」
「淹れてくれるの？(笑)」
大「高くつくで(笑)」
さっきまで着ていたスーツはハンガーにかけられていて、大倉くんはパーカーにスウェット姿に着替えていた。
コーヒーを入れる背中をそっと見つめる。
大「…そんなに見んといてくれへん？(笑)」
「んふふ」
大「なんなん(笑)今日可愛ええカッコしてるからなんでも許されるわけちゃうで？(笑)」
「え、可愛い？？ほんと？(笑)」
大「もぉ〜安易に喜ばんといてくれへん？(笑)」
「うそうそ(笑) 慣れないカッコすると疲れるよね(笑)」
大「わかるわ〜。俺もすぐ着替えてもうたし(笑)」
「私も着替えていい？」
使い慣れてきた大倉家。
いつも部屋着用のTシャツを入れている棚を開けて、1番上のものを取り出した。
脱衣所でそれに着替えてリビングに出ると
大「うわ、めっちゃでかいシャツ選んだんやな(笑)」
「見てみてキョンシー(笑)」
大「アホちゃう(笑)」
余った袖がベロン、と垂れる。
「これ男の人が好きなやつでしょ？(笑)」
ソファーに座る大倉くんの隣に腰掛ける。
大「ん〜まぁ(笑)」
「…今日渋谷さんに声かけられたよ」
大「ああ、すばるくんから聞いた」
「渋谷さんの中で完全にマスコットちゃんって名前になっちゃってるみたい…(笑)」
大「ええやん(笑)すばるくんがそんな風に接するん珍しいねんで？」
「そうなの？」
大「おん。」
そう言ってじっと見つめられる。
「????」
大「すばるくんが色っぽいって言うとったけど…」
するりと頬を撫でられる。
大「確かに今日は反則やな」
「え？」
手首をとられてそのままソファーに押し倒された
大「あまーい香り振りまいてる子ぉを
ほっとけるほど俺は甘ないで───」
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霞(プロフ) - ぁぃ岡ちゃんさん» コメントありがとうございます！ 由美ちゃんにそんなに想ってくれるなんて嬉しいです。きっと伝わっていると思います。ゆっくりかもしれませんが応援してくださると嬉しいです。 (2018年12月4日 23時) (
レス) id: d6c2b255b7 (このIDを非表示/違反報告)
ぁぃ岡ちゃん(プロフ) - 由美ちゃん、めっちゃ健気で泣きそうになりました！こんなに健気なのになんで報われないんだろう、由美ちゃんには絶対幸せになって欲しいな、って実在の人じゃないのに思っちゃいました笑笑 更新楽しみにして待ってます！これからも頑張ってください (2018年11月30日 22時) (レス) id: eade38522d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：霞 | 作成日時：2018年9月20日 14時
