あなただけの魔法使い (緑 sub.黄) (ページ3)

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大｢てか亮ちゃんそれ以上カッコ良くなってどないすんねんっ！｣

錦｢なんやねん、それ(笑)｣

大｢…俺ずっと地味やねんから、｣

ムスッとする大倉さん

地味…？

村｢お前それ昔っから言うとるよな(笑)｣

大｢なんかなぁー、7人も濃い～面子おると俺埋れんねん｣

そっか、
大倉さん、気にしてるんだ

横｢…新田さん…新田さん…｣

ぼそぼそと独り言を呟く横山さん

横｢あ、思い出した(笑)｣

そう言って近くに寄ってくる

すっと通った鼻筋にぷっくりした唇

…これまた美男子で

横｢引く手あまたのヘアメイクさんか、(笑)｣

村｢あ～！俺もなんか聞いたことあるわ｣

横｢担当するタレントは必ず売れる｣

村｢そーや！それそれ！すごいなぁ、自分！俺らより若いやろ？｣

｢…はい(笑)｣

横｢…大倉のこと、事務所は売れさせたいんかな｣

｢え、？｣

村｢何言うてんねん(笑)｣

横｢いや、元々人気あんのにずるくねぇ？(笑)｣

村｢ちっちゃ！(笑)ええやんけ、大倉が有名になって俺らも有名になれば｣

村上さんはガハガハと笑ってて
横山さんは｢俺かて売れたいし///｣って

｢…ただの迷信ですよ。結局タレントさんの努力なしにはこの世界やっていけませんから｣

私のできることなんか微力

ちょっと原石を磨いてあげることしかできないんだから

渋｢・・・ほんまその通りや、あほ(笑)｣

横｢アホて(笑)｣

渋｢ちっちゃいことばっか言うとるからコス山とか言われんねん(笑)｣

｢…機会があれば、ぜひ横山さんも｣

横｢お、おぅ…///｣

地味なことをコンプレックスに思ってる大倉さん

それなら私はそれを克服させてあげなきゃ

今日のヘアメイクもイイ感じだけど華やかさでいうと少し欠けるのかな

メンバーと笑ってる大倉さんを眺めた

大倉さんは
ああやって笑ってるときが１番輝いてる(笑)

あの輝きを残したいな

＿＿＿＿ﾊﾞﾁｯ…！

｢・・・ｯ、！！///｣

仲良く話してたはずの大倉さんと一瞬だけ目が合った

それだけでかぁっと顔が熱くて熱くて
首をぶんぶん振ってたら村上さんに｢何してんねん(笑)｣って笑われた

｢・・・・どうしよ、///｣

たった一回ヘアメイクしただけなのに

貴方のその愛くるしい笑顔に

.

もう釘付けなのかも＿＿＿＿