俺と恋しよう ページ46
目黒side
驚いて振り向いたAちゃんは、北斗くんにごめんね、と伝え電話を切ってこっちへ向かってくる。
「蓮くんどうしたの？」
『好き、』
「えっ」
『俺、Aちゃんの事が好き。
初めて会った時から、ずっと好きだった
誰にも渡したくないって思ってる』
Aちゃんは大きな瞳を揺らして、何も言わない
『急にごめん、びっくりしたよね』
「ううん、いや…」
『付き合って欲しいって思ってるけど、仕事上なかなか難しいのもわかってるし、Aちゃんが人気なのもわかってる。だから今すぐとは言わないけど、俺はAちゃんの事好きだし、いずれ彼女にするつもりでいるから。』
「蓮くんわたし、」
『返事は急がないし、俺はフラれても諦めないから。そんだけ本気だからさ』
「うん、あのね」
『それだけはわかっててほしくて…』
「蓮くん、ありがとう」
さっきから何か言いたそうにしていたAちゃん。
フラれるのかな、フラれても諦めないしアピールはやめないけど
「わたし、蓮くんが思ってるよりいい子じゃないよ。
蓮くん、わたしのこと好きなの勿体無いよ」
『…なんで』
「蓮くんはすごく優しいし、かっこいいし、素敵な人。だめだよ、わたしは」
『何でそんなこと言うの？』
「…ごめんね。蓮くんのこと嫌いじゃないんだよ、ずるいこと言ってるのわかってるんだけど会うのやめよう。蓮くん、私のことはもう」
思わずAちゃんの腕を引いて抱きしめた。
俺を突き放すことを言うクセに大きな瞳からは涙がぽろぽろ溢れていた。
『何がそんなにだめなのかわかんないけど、俺は好きだから。会うのもやめないし、好きなのもやめない』
「それがだめなの。蓮くん、私に本気にならないで」
『もう本気だよ。戻れないくらい本気。今更無理だし。
なにがAちゃんをそうさせてるのか、今はわかんないけど俺は何があっても好きだから』
「あの、わたし、人をね本気で好きになれないの、だから」
『俺が本気にさせればいいじゃん。今は何番目でもいい。まあ1番がいいけど。』
「蓮くんのこと、傷つけるからダメだっ」
『こら、しつこい。Aちゃんと会わない方が傷つくし、落ち込むよ俺。』
「や、でも…」
抱きしめてた身体を離して、泣いているAちゃんの頬を包み込む。
『大丈夫。ね。
だから俺と恋しよう』
そう言って、おでこにキスを落とした。
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遙(プロフ) - はじめまして！いつも読ませていただいております！！win outのパスワードを、教えていただきたいのですがよろしいでしょうか？？ (2021年11月23日 1時) (
レス) id: a5bbc4915d (このIDを非表示/違反報告)
い(プロフ) - わざわざご丁寧にありがとうございます！楽しみにしてます！ (2021年3月25日 21時) (レス) id: b3c5ad2382 (このIDを非表示/違反報告)
mayu(プロフ) - りささん» ありがとうございます。続編は現在準備中ですのでもう少々お待ち下さい。お待たせして申し訳ありません(>_<) (2021年3月25日 20時) (レス) id: 884920e649 (このIDを非表示/違反報告)
mayu(プロフ) - ルイさん» ありがとうございます！そう言っていただけて嬉しいです。続編は現在準備中ですのでもう少しお待ち下さい(＞＜) (2021年3月25日 20時) (レス) id: 884920e649 (このIDを非表示/違反報告)
mayu(プロフ) - hirorororoさん» 嬉しいコメントありがとうございます。励みになります。続編は現在準備中ですのでもう少々お待ちください。 (2021年3月25日 20時) (レス) id: 884920e649 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mayu | 作成日時：2021年2月25日 19時
