ノースキャンダル！ (ページ39)

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白岩side

『えっ、あ、Aさん…』
やば、初対面なのについいつもの癖で名前で呼んじゃった！

てか

『あの、僕の名前…』

「白岩瑠姫さんですよね？豆ちゃんに聞いてて、」

豆ーーーー！ありがとう！あとで何か買ってあげよう

『知っていただけて嬉しいです。ありがとうございます。僕、昔から城岩さんのファンで先程勝手ながら撮影も拝見させて頂いて、、こうやってお話しできるなんて夢みたいなんです』

「キラキラした方々に見られてて緊張したんですけど大丈夫でしたか？そんな、とんでもないです！いつでもお話ししましょう！」

芸歴も長くスーパーモデルでもあり国民的女優のAさん。調子に乗っててもいいはずなのに、すごく謙虚だ。

「私たち、同じ苗字ですよね」

『はい！Aさんを初めて知った時、僕この苗字である事に心から感謝しましたもん』

「結婚しても変わらないですしね！あっ、変な意味じゃなくて…」

『もしかして豆から聞きました？』

「？何をですか？」

『あ、いや何でもないです！』

俺がメンバーにAさんと同じ苗字なんて運命だ！結婚しても苗字変わらないし！ってラジオとか家で騒ぎ立ててるのを豆が言ってるのかと思った…
でもAさんも同じこと思ったってこと？！これこそもう運命じゃん！！

『Aさん、しろいわ同士仲良くしてくれませんか？』

「ぜひ！仲良くしてください」

俺のアドレス帳に "城岩A" の文字が入る。

『お忙しいのにありがとうございました！連絡します』

「こちらこそ！また！」

『奨くん』

奨「お帰り。どうだった？」

『人生で1番勇気出した甲斐がありました』

その言葉で察した奨くんは

奨「！これからだね、瑠姫」

ってとても喜んでくれた。

景「えーーーー！Aちゃんが撮影してたの？！聞いてない！会いたかったー！連絡先聞きたかったー」

豆と拓実からAさんがいたことを聞いてがっかりしている景瑚。まじであの場にいなくてよかった…

拓「瑠姫くん、どこ行ってたん？」

『ん？ちょっとね』

拓「Aさんのところに行ったんかなーって思ってたんやけど…違う？」

『違うくないよ』

拓「はっえっ、ええ？！やっぱり！」

パニックになった拓実から詰め寄られ、全部話してしまったけど、、どうせいつかバレるしいいか。
城岩が、白岩になりますように。