ハチジュウサン ページ43
○Aside
センセーが脳無に押さえつけられてるのを実際見ても、切島が運んでくれた後にボロボロの１３号とかオールマイトとか緑谷とか、見えたけど…
何も、思わなかったんだ。
ただ、ボロボロだな、痛そうだな、ってくらいしかなくて。
恵達が怪我した時とか、津美紀が呪われた時とか、傑くんが乗っ取られてるって知った時とか、……そういう時に湧く感情が、湧かなかったんだ。
「ん………え、…か、がみ？」
あ、センセー起きちゃった。……なんかミイラみたいだな。
『起こしてごめん。凄い怪我だね相澤センセ』
「いや……おま……何で、そんな、治って……」
『元々センセーほど大したことなかったよ』
切傷と刺傷は他より治しやすいしな。それに、硝子ちゃんにもプラスで治してもらっちゃったしね。
『てか喋んなくていーよ。苦しいでしょ。ちょっと見に来ただけだしもう言いたいこと言ったから』
「は」
あ、待って。もう１個言いたいことあったんだった。
『やっぱ１個だけ言わせて。センセーの生徒たちに怖いとこ見せてごめん』
センセーはあんま見えてなかったかもしんないけど…
私、マジで殺す気だったし。
だっていつもの私ならワープのやつなんて避けれたのに、３回？とも気付かなかったし。
絶対怖かったろ。多分、見てなかった奴らにも共有されてるだろうし。
切島と爆豪は、違う意味でも怖かったろうな。
『そんだけ。じゃあお大事に』
「……火神」
『ん？』
「お前も、俺の生徒だ」
『！はは、ありがとう』
……まぁ、私は任務で来てるだけなんだけど。
◇◇◇◇
相澤センセーにバイバイして、憂太くんに電話するために病院の中庭？的なとこに来た。何か病院服でこういうとこ来んの凄い入院感あるな。
んーなんかベンチとかないかな。
……あれ？何か恵の匂いがする気がする。もしかしてまだどっかに恵いんのか？
そう思い、向かい風を浴びながら匂いのする方へ見るとベンチに座って本読んでる恵を発見した。
『恵ぃー！！！！』
私が名前を呼びながら小走りで近付くと恵はこっちに気付いて、げ、というような顔をした。何その顔。
『何でいんの！？帰ったと思ってた！』
「お前こそ何で外にいるんだよ」
『憂太くんに電話しよーと思って！』
「乙骨先輩に……？」
『今日から行っちゃうんでしょ？でも見送り行けないから』
「はぁ？」
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檸檬ノ紅茶(プロフ) - カド松さん» ええええそれは嬉しすぎますありがとうございます(＞＜)(＞＜)(＞＜) (2021年5月18日 16時) (
レス) id: 699ad23d18 (このIDを非表示/違反報告)
檸檬ノ紅茶(プロフ) - 八守葵さん» ううう嬉しいです優しいお言葉ありがとうございます頑張ります(；；) (2021年5月18日 16時) (レス) id: 699ad23d18 (このIDを非表示/違反報告)
カド松(プロフ) - ヒロアカ知らないけど、この感じがドストライクなのでヒロアカ見てきます (2021年5月18日 5時) (レス) id: 8d052b9284 (このIDを非表示/違反報告)
八守葵(プロフ) - 初コメ失礼します！このお話に好みをドストレートに貫かれました！！超大好きです！無理しない程度に更新頑張ってください！応援してます！ (2021年5月18日 5時) (レス) id: e7d640d42f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：檸檬ノ紅茶 | 作成日時：2021年5月6日 21時
