ナナジュウナナ ページ37
○NOside
『……悟』
「うん？」
少し落ち着いたAは、顔を上げて五条の顔を覗きながら名前を呼んだ。
『あのさ、……過去のこと、教えてほしい』
「……ぇ、」
『全部じゃなくていい、だから…』
五条は、Aが察していたことに気付いていたしそのうち話すつもりだったのにも関わらず、そうとは思えないほどAの突然の要求に戸惑いを見せた。
それを見て伏黒は席を立つ。
『え、恵どこ行くの？』
そのうち話すといいながら五条は話すのをかなり渋っている。
伏黒はそう感じた。
話すとAが傷付くから？
そもそも五条がその話を口にしたくないだけ？
なんて、理由なんか知らないが、軽い話ではないことは確かだ。
俺とAはずっと一緒にいた。だが、ただそれだけだ。何もかも知っている方が普通じゃない。俺の判断で聞いていい話ではない。
そう思い、部屋から出ようとしたのだ。
「お前の過去だ」
『は？だから何？』
��あいつが俺に話したいって思ったら聞きます。そうじゃないなら知りたくないです。��
五条は伏黒が過去にそう言っていたのを思い出し、
「杞憂に過ぎなかったみたいだね、恵」
と、揶揄うように、しかしどこかいつもより弱々しく笑った。
伏黒は面を食らったような表情をしたがそれは一瞬で、
『杞憂？私が恵に過去のこと知られたくないと思ってるかもって心配してたの？』
「でも……お前が、聞いてから。それでも知られていいと思ったら、お前から教えてくれ」
『はぁ？何それ面倒くさ！！』
「うるせぇ。俺は行く」
『あっおい！！』
気持ちは変わっていないようで、病室から出ていった。
それは、Aの事を想ってのことかもしれないし、Aの過去を知るのが怖かったのかもしれないし、Aが知った後に��恵には知られたくなかった��と思われるのが怖かったのかもしれない。
事実は伏黒にしか……いや、伏黒にも分からないかもしれないが、
『恵って……変なとこでワガママだし、自分に自信ないよね。どんだけ私が恵のこと大好きか分かってないよあいつ』
「……ふふ」
それも全て杞憂に過ぎないだろうに。
・
Aが教えられてる過去は、��ニ��そのままです。
【ヒロアカ】呪力ないのに個性あるから雄英に通います【呪術廻戦】
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檸檬ノ紅茶(プロフ) - カド松さん» ええええそれは嬉しすぎますありがとうございます(＞＜)(＞＜)(＞＜) (2021年5月18日 16時) (
レス) id: 699ad23d18 (このIDを非表示/違反報告)
檸檬ノ紅茶(プロフ) - 八守葵さん» ううう嬉しいです優しいお言葉ありがとうございます頑張ります(；；) (2021年5月18日 16時) (レス) id: 699ad23d18 (このIDを非表示/違反報告)
カド松(プロフ) - ヒロアカ知らないけど、この感じがドストライクなのでヒロアカ見てきます (2021年5月18日 5時) (レス) id: 8d052b9284 (このIDを非表示/違反報告)
八守葵(プロフ) - 初コメ失礼します！このお話に好みをドストレートに貫かれました！！超大好きです！無理しない程度に更新頑張ってください！応援してます！ (2021年5月18日 5時) (レス) id: e7d640d42f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：檸檬ノ紅茶 | 作成日時：2021年5月6日 21時
