ロクジュウゴ ページ25
○NOside
ｶﾞｯｼｬｧｱｱｱﾝ!!!!
飛ばされたのは倒壊ゾーン。
斬り掛かった体制で飛ばされた為、瓦礫に突っ込んだ。
焦点の合わない光のない目には未だに殺気が篭っている。
Aは再び立ち上がろうとした。
『……あ？』
ｶﾞｼｬｧﾝ
が、立ち上がれずに転ぶ。
それもそのはず。
『………足』
死柄木に長い間触れられてた挙句、飛ばされた後に５０ｍ３秒０１の速さ、つまり時速６０ｋｍ弱で走るための力を２回も足にかけたのだ。
もう足首はグチャグチャだ。
その足の持ち主は使い物にならなくなってやっと気付いたのだが。
『〜っはぁ、まじかよ……』
しかしそれに気付いたお陰で正気を取り戻したようだ。
殺気は大して消えてないが焦点は合っている。
『……仕方ない、１回死ぬか』
足だけでなく手もボロボロな為、一度死んで生き返ることで治すことにしたらしい。
このまま寝て血液不足で死ぬのもいいが、何となく死なずにただ目覚めるだけな気がするので短刀を手にしようとする。
『自分で死ぬのは初めてだな…………ん？』
しかし、短刀が１本しかない。
『……おい、食ったろ』
武器庫呪霊が１本取り込んでしまったらしい。
挙句、小さくなっている。
『てか短刀じゃ多分死ねないし天之尾羽張出したいからでかくなれや』
いつもは言わずとも望んだ時にサイズを変えるのに何故か頼んでもサイズを変えず手首に巻きついている。
『……お前意思あったんかよ、仕方ないな。短刀でやるしかないか』
グサッ
Aは両手で短刀を持ち、躊躇なく胸に突き刺す。
『……っあ〜いってぇ…………けど私の身体丈夫すぎてこれ心臓届いてないな……刀短いしなぁ……いでででおい締め付けんなアホ！！！』
が、上手く死ねなかったようだ。
オマケに何故か武器庫呪霊に手首を締め付けられキレている。
そこに足音が２つ聞こえてきた。
『ニトロの匂い…爆豪と………切島……はぁ…』
「まだ敵おったんか！！クソ…が………っ！？」
「どした？爆ご……火神！？…お前っ！何でここに…は…おま、胸のっ、ど、どうしたそれ！？」
「テメェ…足も……！！」
セントラル広場に向かう途中でAが飛ばされた時の瓦礫が崩れる音が聞こえたようだ。
Aの方へ走ってくる。
『あぁもう……最悪…』
・
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檸檬ノ紅茶(プロフ) - カド松さん» ええええそれは嬉しすぎますありがとうございます(＞＜)(＞＜)(＞＜) (2021年5月18日 16時) (
レス) id: 699ad23d18 (このIDを非表示/違反報告)
檸檬ノ紅茶(プロフ) - 八守葵さん» ううう嬉しいです優しいお言葉ありがとうございます頑張ります(；；) (2021年5月18日 16時) (レス) id: 699ad23d18 (このIDを非表示/違反報告)
カド松(プロフ) - ヒロアカ知らないけど、この感じがドストライクなのでヒロアカ見てきます (2021年5月18日 5時) (レス) id: 8d052b9284 (このIDを非表示/違反報告)
八守葵(プロフ) - 初コメ失礼します！このお話に好みをドストレートに貫かれました！！超大好きです！無理しない程度に更新頑張ってください！応援してます！ (2021年5月18日 5時) (レス) id: e7d640d42f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：檸檬ノ紅茶 | 作成日時：2021年5月6日 21時
