ロクジュウニ ページ21
○NOside
『お！ラッキー』
Aが飛ばされたのは火災ゾーン。
至る所に敵がいるが、自身が炎であるAにとって炎などないも同然。
ラッキーというのも頷ける。
「火神！」
『おぉ！………誰だっけ』
「…尾白猿夫だよ！席前後なんだけど？」
『オジロマシラオォ？？？』
尾白も同じく火災ゾーンに飛ばされたらしく、Aに駆け寄った。
Aは尾白の名を聞いて��変わってんな〜オが２回。きっと尾。だってしっぽある。肌色のぶっといの。��なんてまた呑気に考えている。
「ここには多分火に強い敵が集まってる」
『へぇー。じゃ、私に任せてオジロは他応援行ったげてくんない？』
そう話している間にも敵はどんどん寄ってくる。
「は！？でもこの量…！」
『私も火に強いの』
「でもその服火傷しそ…危ないっ！………え！？」
尾白の方を見ていたAを２人の敵が襲った。
……いや、襲おうとした。
『今喋ってんだけどさぁ、見えないわけ？戦隊モノとかの敵は変身中待ってんだろが、テメェらも待てや』
「｢ひぃッ｣」
Aは両腕をそれぞれの肩に回し、愛用の２本の短刀をそれぞれ首に突きつけている。
敵側もいつの間にナイフを出したんだ、とか、普通は待たねぇんだよ、とか言いたいことはあるようだが、今にも殺してきそうな目に情けない声しか出ない。
『あ、お前ら敵って言っても人間か。殺したら殺人になっちゃうのか』
「｢ひぃッ！！？｣」
物騒なことを言うAに回りの敵も動けない。
『ねぇオジロ何か棒とか持ってない？』
「…いや、持ってない」
『っはぁ、だよねぇ…棒も用意しとくんだった』
今Aは呪霊を相手するような気分だった為短刀を出したが、大抵対人間の時は体術か個性で戦う。
相手が少ないときは体術で、多い時は個性で＿＿まぁ大人数を相手にすることは少ないが＿＿。
しかし、今は大人数であるが、ここは火災ゾーン。
個性を使ったとしても大して意味が無い。
体術を使ってもいいが、武器を使った方が手っ取り早い。
そして、Aは峰打ちだけで戦うという細かいことが出来ない。
呪霊と戦う際はどっちだろうと構わないからだ。
つまり、わかりやすく言うと、今短刀で戦ったら切られる者と打たれる者がいるであろう戦い方をするのだ。
・
短刀と天乃尾羽張には鞘がないです。
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檸檬ノ紅茶(プロフ) - カド松さん» ええええそれは嬉しすぎますありがとうございます(＞＜)(＞＜)(＞＜) (2021年5月18日 16時) (
レス) id: 699ad23d18 (このIDを非表示/違反報告)
檸檬ノ紅茶(プロフ) - 八守葵さん» ううう嬉しいです優しいお言葉ありがとうございます頑張ります(；；) (2021年5月18日 16時) (レス) id: 699ad23d18 (このIDを非表示/違反報告)
カド松(プロフ) - ヒロアカ知らないけど、この感じがドストライクなのでヒロアカ見てきます (2021年5月18日 5時) (レス) id: 8d052b9284 (このIDを非表示/違反報告)
八守葵(プロフ) - 初コメ失礼します！このお話に好みをドストレートに貫かれました！！超大好きです！無理しない程度に更新頑張ってください！応援してます！ (2021年5月18日 5時) (レス) id: e7d640d42f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：檸檬ノ紅茶 | 作成日時：2021年5月6日 21時
