コジュウナナ ページ16
○NOside
「おっかえり〜！！！」
『｢うおっ！｣』
＿＿基、五条悟。
気が付いたら呪術高専に着いていたようだ。
「え？何相合傘してんの！？しかも今もう雨止んでんだけど！？」
『｢え｣』
「何！？気付かなかったの！？何の話してたわけ！？酷い！僕を仲間外れにするなんて！」
「いや迎え行くよう言ったのアンタでしょ……」
伏黒は五条に呆れ顔をしているが、Aは何の話と聞かれて花壇の話を思い出してツボに入っている。
「で、Aは何持ってるわけ？」
急に声のトーンを変えた五条にAは笑うのを止め、頭にハテナを浮かべる。
伏黒も一瞬ハテナを浮かべそうになりながらハッと忘れかけていたことを思い出し、Aの鞄からソレを取り出す。
「両面宿儺の指です。Aが呪霊に遭遇して祓ったら出てきたらしいです」
「へぇ、あんまり怪我してないみたいだけど、一度でも死んだりしてないだろうね？」
『してないし！多分低級中の低級が取り込んだだけ！取り込んでる割に弱すぎたし！』
「弱すぎたら怪我は全くしないと思うけど？」
『それはっ！……もういい。呪霊は強くはなかったから私は死んでない。終わり。寝る…………２人とも傘ありがと』
「あ、おい家入さんに！……あぁもう」
Aは怪我は低級呪霊にやられたものとも言えないし、この手の話になると厳しくなる五条が嫌だった為、寮に走っていった。
「…五条先生、」
「うん、ごめんね」
「…まぁ明日には機嫌直ってると思いますけど」
「そうだね、ありがとう。さ、僕らも入ろう。また降りそうだ」
五条は恐れていた。
Aが夏油のような道を行くことを。
Aは大切な人以外の生死に興味無いから。
その大切な人は大体術師だから。
眼に光がない理由を知っているから。
人を簡単に殺せる力があるから。
Aは絶望と死を経験済みだから。
だから過去のことをずっと話せずにいた。
自分と世界を怨み自暴自棄にならない為に。
だから夏油の話を一切しなかった。
共鳴する可能性を少しでも減らす為に。
だからヒーローを目指す非術師の元へ行かせた。
彼らの感情を
「ごめんね、A」
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檸檬ノ紅茶(プロフ) - カド松さん» ええええそれは嬉しすぎますありがとうございます(＞＜)(＞＜)(＞＜) (2021年5月18日 16時) (
レス) id: 699ad23d18 (このIDを非表示/違反報告)
檸檬ノ紅茶(プロフ) - 八守葵さん» ううう嬉しいです優しいお言葉ありがとうございます頑張ります(；；) (2021年5月18日 16時) (レス) id: 699ad23d18 (このIDを非表示/違反報告)
カド松(プロフ) - ヒロアカ知らないけど、この感じがドストライクなのでヒロアカ見てきます (2021年5月18日 5時) (レス) id: 8d052b9284 (このIDを非表示/違反報告)
八守葵(プロフ) - 初コメ失礼します！このお話に好みをドストレートに貫かれました！！超大好きです！無理しない程度に更新頑張ってください！応援してます！ (2021年5月18日 5時) (レス) id: e7d640d42f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：檸檬ノ紅茶 | 作成日時：2021年5月6日 21時
