ゴジュウヨン ページ13
○Aside
今、恵を店の外のベンチで待ってる。
何か、お腹いっぱいで眠い……
「おい、来た…ぞ」
あ、来た。あとちょっとで寝るとこだった。
『恵わざわざあり「お前、何か……何持ってんだ」…？』
…え？持って、って………
あ、雨で濡れた制服入ってる袋か。
『この袋は「ちげぇ」……？』
じゃあ何？私何か……
…………っあ！！！
『これか、これは両面宿儺の指だと思う』
「あぁ、あの特級呪物の……ってはぁ！！？両面、宿儺の、指、と言ったのか！？今！！」
『？うん、多分だけど』
……？どうした恵。いつもの５０倍くらい声でかいけど。
「多分だけど、じゃねぇよ！！！どっからどう見てもあの両面宿儺の指でしかねえだろうが！！！」
『あ、やっぱそうなんだ』
「やっぱそうなんだ、じゃねぇっつってんだろ！！！何でお前はいつもいつも！！そんなに呑気なんだよ！！！」
……？いや呑気ではないし本当にどうした？いつもクールな感じなのに。
「つかお前そんなのどこで拾った！？」
『え？呪霊祓ったら出てきた』
「はァあ！？呪霊って、そんなの特級レベルだろ！！それを1人、って肩怪我してんじゃねぇか馬鹿かお前は！！！」
『いでで痛い！大したことないのに悪化させてるよ！？握るなよ！！』
「あ、悪ぃ…じゃねぇよ！！特級呪霊相手して大したことねぇわけねぇだろうが見せろ！！！」
ちょ、ほんと、まじで、うるさいんだけど！？
てかこれ最初に低級呪霊にやられた傷だけどね……なんて言えないけど。
『っあ！服破れるって！！てかもう手当してもらってるし！』
「…？誰に…てかこの服も誰のだ……？」
『ここの店員さん！濡れてたからくれて、手当もしてくれたの！』
怪我したとこ握り潰しながら怒って傷見るために服破ろうとするって。乱暴すぎ。
そんなんじゃモテないぞ？
「そんなの返す時にまた会う為の口実に決まってんだろ馬鹿！！！返してこい！！！」
『いやくれたんだってば！！！』
「……そうか、とにかく早く帰るぞ。ソレ持ったまま出歩くのは危ねぇ」
は！？急に落ち着きすぎでしょこっわ！！！！
帰るんだね！？わかった従うよ！！
あ、でも待って。
『生姜とか買って帰んないと！』
「んなもん今度でいいわ馬鹿」
……そうなの？生姜のために来てくれたのに？
てか馬鹿馬鹿言いすぎじゃない？
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檸檬ノ紅茶(プロフ) - カド松さん» ええええそれは嬉しすぎますありがとうございます(＞＜)(＞＜)(＞＜) (2021年5月18日 16時) (
レス) id: 699ad23d18 (このIDを非表示/違反報告)
檸檬ノ紅茶(プロフ) - 八守葵さん» ううう嬉しいです優しいお言葉ありがとうございます頑張ります(；；) (2021年5月18日 16時) (レス) id: 699ad23d18 (このIDを非表示/違反報告)
カド松(プロフ) - ヒロアカ知らないけど、この感じがドストライクなのでヒロアカ見てきます (2021年5月18日 5時) (レス) id: 8d052b9284 (このIDを非表示/違反報告)
八守葵(プロフ) - 初コメ失礼します！このお話に好みをドストレートに貫かれました！！超大好きです！無理しない程度に更新頑張ってください！応援してます！ (2021年5月18日 5時) (レス) id: e7d640d42f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：檸檬ノ紅茶 | 作成日時：2021年5月6日 21時
