ゴジュウニ ページ11
○Aside
よし、跡は……
ﾎﾟﾄﾘ。
……は？何か水落ちて…………
ｻﾞｱｱｱｻﾞｱｱｱｱｱ
…………え、嘘でしょ？何で急にこんな土砂降り？
これじゃあ跡も臭いも消え…………ってこれもう消えてんなぁ。雨の匂いしかしないし。
はぁ……
『クソが！！！！！』
てかもう14時過ぎだし！！！元々お昼ご飯食べようと思ってたんじゃん！！！道理でお腹減ったと思った！！！
『よし、取り敢えず何か食べよ……腹が減っては戦はできぬ…………』
◇◇◇◇
「はは、時間を置いて特級だけでも回収するつもりだったんだけどなぁ…」
◇◇◇◇
『うっま』
私は今某辛い鍋屋さんに来てる。
鍋は食べ終わって今は〆のチーズリゾット。ラーメンか迷ったんだけどさ。
食べ過ぎって？知らないよ。マジで美味すぎる。
急な土砂降りでびっしょびしょなって冷えた体に沁みまくる。
この店入った時店員さんが驚いた顔して慌ててタオル持ってきてめちゃめちゃ拭いてくれた。
自分で拭けるわって思ったけどなんか暖かくて。
おまけにここの店員さんで１番背高い人がここまで着てきたTシャツも、ワンピースとして着なってくれた。
それに、濡れた制服入れる袋もくれたし、ちょっと怪我したとこも手当してくれた。
ほら、やっぱり、非術師にも素敵な人はいっぱいいるんだ。
『これからどうしようかな……』
アイツが傑くんを乗っ取ってることは絶対に悟たちに知られたくない。
アイツも時期が来るまで悟とかに姿を見せることは無いはず。
私の前に現れたのも私がこう考えることが分かってたからだろう。
私を仲間に引き込みたい理由は、私が１番悟の死角を取りやすいからかな。
裏切るわけなさそうだし、呪力もないから。
まぁほんとに裏切るわけないけど。
……そういや悟は天之尾羽張の火の神の話知ってたのかな。
…知らないわけないか。
でも、万が一悟が私に殺意を抱いてたとしても、今まで助けてもらったことは事実でしかないし。大切にされてるなって、思うし。
とにかく、私がやるべきなのは、悟たちに知られる前にアイツから傑くんを取り返すことだ。
何かしていることも、悟たちにバレないようにしないと。
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檸檬ノ紅茶(プロフ) - カド松さん» ええええそれは嬉しすぎますありがとうございます(＞＜)(＞＜)(＞＜) (2021年5月18日 16時) (
レス) id: 699ad23d18 (このIDを非表示/違反報告)
檸檬ノ紅茶(プロフ) - 八守葵さん» ううう嬉しいです優しいお言葉ありがとうございます頑張ります(；；) (2021年5月18日 16時) (レス) id: 699ad23d18 (このIDを非表示/違反報告)
カド松(プロフ) - ヒロアカ知らないけど、この感じがドストライクなのでヒロアカ見てきます (2021年5月18日 5時) (レス) id: 8d052b9284 (このIDを非表示/違反報告)
八守葵(プロフ) - 初コメ失礼します！このお話に好みをドストレートに貫かれました！！超大好きです！無理しない程度に更新頑張ってください！応援してます！ (2021年5月18日 5時) (レス) id: e7d640d42f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：檸檬ノ紅茶 | 作成日時：2021年5月6日 21時
