⚪︎ ページ4
「何だかんだ言って今私フリーなんだよね」
「奇遇だね、僕もだよ」
「え、いつの間に彼女と別れてたの?」
「数ヶ月前だね」
「マジか、非リアじゃん」
「そうだね、Aも僕も」
「あーあ、どっかに私のこと拾ってくれる心の優しいイケメン居ないかなぁ〜」
チラッと横を見ると、何かざわくんが言いたげにしていたから、ワンチャン告白されるかも!なんて思った自分も居たけど、夢を見すぎるのも良くないね。
「げ、やば。もうこんな時間」
「大丈夫?家まで送ってこうか?」
「今YouTuberめちゃくちゃ文春に狙われてるんだからやめときな」
「僕は気にしないんだけど」
「私が困るから。せめて写真撮られるなら恋人とにしてください」
そう言うと、また何か言いたそうな顔をして口を噤むざわくん。え、これ本当にざわくん私のこと…?
いやいやいや、まさかね。
「ってことで帰るわ!あっという間でめちゃくちゃ楽しい時間だった、また近いうちに会おうね」
「僕も久々にこんな話し込んだ気がするわ、今度はAの誕生日に僕がAん家行くね」
「いつでも招待してあげるよ」
「じゃあその時は僕もホールケーキ持って行っちゃお」
「うわ仕返しじゃん。あ、プレゼント私が帰ったら見ておいてね」
「Aがここ出ていったら速攻で見るわ」
「よろしく。…じゃあ、またね」
「うん、また。LINEとかで話そ」
「そうね。ばいばい!」
「ばいばーい」
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作者名:鹿 | 作者ホームページ:https://twitter.com/puku__64?s=21
作成日時:2021年10月10日 21時