検索窓
今日:4 hit、昨日:3 hit、合計:1,021 hit

⚪︎ ページ14

自転車をいつもよりも早いスピードで漕ぎながら、広い道を3人で並んで走る。

「A、嵐の曲歌ってあげるよ」
「結構です」

ざわくんの悪魔みたいな提案を秒で切ると、今度は友人が
「A、嵐のA・RA・SHI歌ったら最強じゃない?」ととんでもないことを言ってくる。

「それをしたらどうなるかわかってるだろうな…」
「あ、まってどんな曲が忘れた」
「よっしゃその調子」
「ARASHI〜ARASHI〜」
「よりによってそこだけ歌うのやめてもらえます!?」

嵐のA・RA・SHIのARASHIの部分だけ歌うのはいくらなんでも悪質すぎる。
心做しか空模様もかなり悪くなってきたように感じる。

そろそろ二人と別れなければいけない道に出るので、最後に「盛大なフラグを沢山立ててくれてありがとう」と皮肉を言ってみた。

「うん、フラグ回収されないといいね!」
「無事に帰れること祈っとくわ!無理な可能性が高いけど!」

「うるせえ!!!!」

その言葉でちょうど解散し、必死の形相で帰路を超高速で駆け抜けていく私の姿は、通行人からしたらかなり怪しいものに見えていたであろう。


PS.マジで超特急で家に帰ったのでギリ雨に降られずに済みました。家帰ったらすぐ降ってきた。あぶねぇ。

上京【ts】→←何気無い日々が青春になる時。【zw】



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (4 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
4人がお気に入り
設定タグ:東海 , 東海オンエア , 東オ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:鹿 | 作者ホームページ:https://twitter.com/puku__64?s=21  
作成日時:2021年10月10日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。