Gypsophila (ページ12)

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1人につき140字縛りのSS【all】ページ12

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｢昔っからAそういうところあるよね｣と私のドジさに言及する幼馴染のざわくん。そこが好きなんでしょ？と冗談で聞くと、｢大好きだから一緒に居るんだけど｣と真剣な面持ちで返された。その好きってlikeかLoveかどっちなんだろう。Loveだといいなぁ、なんてざわくんと目を合わせながら考えた。

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酔って飲み会を抜け出した私を駅まで送ってくれるてつや。君が居て良かったよ、と朦朧とする意識の中伝えると｢俺も介抱出来て願ったり叶ったりだよ｣と、肩を支えられるせいで耳元で声がした。それどういうこと？と聞くと｢君が好きってこと｣と、いつもと違う雰囲気で告げられてきゅんです。

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会う度に私に可愛いと言うゆめまる。皆にそんなこと言ってるの？と聞くと｢好きな子にしかこんなことしないよ｣と。困惑してえ？と言うと｢ん？｣とニコニコしながら見つめ返される。｢簡潔に言うと好き、付き合おってことなんだけど。｣朗らかで安心感のある彼に、照れながら｢うん｣と返した。

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｢終電無くなっちゃったね、家来る？｣りょうくんからのお誘いに乗り、ついて行く。でも、何故か視界の先はホテルで、目の前でりょうくんは足を止めた。｢家、ここ｣と、指さされたのはその隣の家。｢今絶対変なこと想像してたでしょ｣暗闇で笑うりょうくんに、私は心を奪われてしまったんだ。

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｢嘘は良くない｣2人きりになり告白した私にとしみつが笑う。嘘じゃないことを何度も伝えると、｢マジで？いや…俺も好きだったんだけど｣と顔を赤らめながら告げられた。動揺と喜びを隠し切れず、じゃあ付き合う？と提案すると｢…うん､付き合お｣と照れながら目を合わせてくるのはズルいって｡

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｢驚愕だな…そっか俺ら両想いだったんだ｣高校卒業して初めてサシで呑んだ帰りの道でしばゆーが零した。でも今更だね、と言うと｢そうね、お互いに。俺ら今日が最後かもね｣と返された。勿論覚悟していたし、最初からそのつもりだった。ありがとう、しばゆーのおかげで楽しい学生時代だったよ。