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18 罠 ページ19

私達は、廊下を歩いてた。

「もう、二度とあんな先輩会いたくないね。」
喜八郎くんは、怒ってた。
「でも、雷子先輩は 可愛かったなぁ……。」
私は、ふにゃふにゃと笑ってて 喜八郎くんは、呆れたのか溜息を着いた。

ここで、喜八郎くんがあることに気が付いた。
「なんか、A 昨日より僕と喋れてるよね。」
あっ…!? まぁ、確かにそうだけど……。
なんか、そう言われた途端また緊張して喜八郎くんの顔が見れなくなった。
「あっ、また 戻っちゃった。」
「(余計なこと言うからだ。)」
「でも、守一郎と滝夜叉丸とは喋れてるじゃん。」
私は、ハッと気が付いた。
「やっぱり、男の子と接するの全然苦手じゃないでしょ。僕だけなんでしょ。」
「いや、そうゆう訳じゃなくて!」
それでも私は、喜八郎くんの顔を見ず下を向いて話した。

すると、横に垂れてた髪の毛に喜八郎くんの手が触れた。
そして喜八郎くんは、私の髪の毛を掻き上げた。
喜八郎くんが私の顔に覗き込んで言った。

「ねぇ、顔見て話してよ。」


私は、顔がじわじわ熱くなったのを感じた。
それと同時に鼓動が急激に速くなるのも感じた。
男の子に、こんなことされたのが初めてだからだろうか。
それとも、喜八郎くんがやるからだろうか。
私は、すぐに顔をあげた。

「ハハッ 分かった分かった。ごめんね! ちょっと、なんか対面で話すと凄く緊張しちゃって!ほら、今 三木子も浜くんも滝夜叉丸くんもいないしね!でも、頑張るよ!」
私は、平常心を保つ。

「そう……。
てっきり意識してるのかと思ったよ。」

「へっ……?」

「いやぁ?なんでもない。早く、教室行こうよ。」

だ、駄目だ〜!
なんか、喜八郎くんと話すとめちゃくちゃ調子が狂ってしまう。
まさか、ひとめぼ…… いやいや、そんなことあるか 落ち着け私。
本当に、これはただ男の子と話すのが慣れてないだけだ!

「(何言ってんだろ 僕。女の子のことなんて、微塵も興味無いのに。)」

19→←17 鉢屋と喜八郎



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設定タグ:忍たま , 現パロ , 綾部喜八郎   
作品ジャンル:恋愛
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(プロフ) - 続きが気になります!更新楽しみに待ってます! (8月14日 21時) (レス) @page40 id: bcec8c1963 (このIDを非表示/違反報告)
あめ - 続きが読みたいです。 (2020年4月10日 13時) (携帯から) (レス) id: 02498dbfba (このIDを非表示/違反報告)
竹林寺 - 続きめっちゃ気になります!毎日楽しみに待ってます! (2019年7月11日 19時) (レス) id: e33c68ca3b (このIDを非表示/違反報告)
名無しの妖怪(プロフ) - 面白いです!もう色々と設定とか大好きです。綾部くんと孫兵くん可愛い。立花先輩美しい。 (2019年6月18日 4時) (レス) id: 6c6e64c690 (このIDを非表示/違反報告)
pukipukibayo(プロフ) - ハイビスカスティーさん» 読んで下さりありがとうございます。ふふふ それは、後からのお楽しみです。これからも、気長に更新していくのでどうか恋罠を宜しくお願いします。 (2019年5月4日 9時) (レス) id: e62a57e8a0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:pukipukibayo | 作者ホームページ:http://aka  
作成日時:2019年5月1日 16時

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