楽しみなおっひる〜♪ ページ2
学園＿外廊下
A「おっひる〜♪おっひる〜♪ふんふんふ〜ん♪」
昼休み
今日はアズールたちは用事があるそうで、私は一人だ
初めての一人ごはんとやらだ
アズールたちと居ると、彼らは世話焼きなので私に色々と食べさせていくのだ
…自身の手で
？？？「あれ。Aじゃないッスか」
A「ラギー先輩〜！こんにちは〜」
彼はラギー・ブッチ
サバナクロー寮の２年生で、モストロ・ラウンジでバイトをしている
ラギー先輩は親しみやすく、物語で読んだオニイチャンに似ている
獣人という私たち人魚の陸verみたいな種族で、ヒトのカタチをとっていてもふわふわの耳と尻尾がある
…なんだか羨ましい
私たちはヒトのカタチをとると容姿は完全に人に化けられる
本来の名残があるというものも、なかなかに羨ましいと感じるものだ
ラギー「珍しいッスね。Aが一人なんて」
A「あっはは…。今日はどうやら用事があるようで〜」
モストロ・ラウンジで働いているときも、アズールたちの誰か一人は必ず私の傍にいる
なんでも「盗まれないように」とのことらしいが…私はモノなのだろうか
いや、
…私は、一体彼らにとってどういう存在なのだろうか
知りたいけれど、やっぱり怖いので聞く気が湧いてこない
今度図書室へ行くときは、
A「ラギー先輩は〜今日も“おつかい”ですか〜？いつも大変そうですね〜」
ラギー「そうなんスよー。レオナさんいっつも競争率高いパンばかり頼んで…」
A「ふむふむ〜。…今日はデラックスメンチカツサンドなんですね〜」
ラギー「流石A。当たりッス」
ラギー先輩の手にしている袋から匂う香りと、大きさからみてデラックスメンチカツサンドだと推測した
するとやはりそうだったようで、ラギー先輩は私の頭をポンポンと撫でた
匂いを嗅ぐという行為にも慣れてきた今日この頃
マロンタルトの件から、私は格段と成長したのだ
因みに歩くのはこわ…必要性を感じないのでまだやったことはない
A「あっ！ちょっと待ってください〜ラギー先輩〜！」
ラギー「？」
お互いに別れの挨拶をして、別れて歩き出したとき
私は自身の手にあったモノを思い出し、振り返ってラギー先輩を呼び止めたのだった
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うさぎん - 私の心の支えです。おもしろい、、 (1月26日 21時) (
レス) id: e39f884148 (このIDを非表示/違反報告)
うさぎん - 更新待ってます。がんばって下さい。応援します。 (1月26日 21時) (レス) @page16 id: e39f884148 (このIDを非表示/違反報告)
ルカ - すごい本…そして本だけで出来るようになるのもすごい！でも暴れる殿方もこれで一発って…普通使わないだろ！ (2020年11月11日 23時) (レス) id: 60116fd2c4 (このIDを非表示/違反報告)
ルカ - 淑女の嗜み…海の中では何を切るんだ？ (2020年11月9日 3時) (レス) id: 5c5d814a06 (このIDを非表示/違反報告)
アオ - 続編おめでとうございます (2020年11月4日 18時) (レス) id: 010bc01c29 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：クラゲ | 作成日時：2020年11月3日 19時
