雨57 ページ9
『授業サボっちゃった…』
わたしは朝練のあと教室には
行かず屋上にきていた。
嫌な思い出のある屋上。
わたしの1番嫌いで好きな場所だ
あの時に比べれば今は幸せだと思える。
『の、はずなんだけどなぁ……』
今日は胸のモヤモヤが晴れない。
花巻先輩と有栖川が付き合った
部員たちがそんな話をしていた。
それを聞いたわたしは頭が真っ白になって
その後どうしたのか
どうやってここに来たのが覚えてない。
この間の話やっぱり先輩に
言わなくてよかったなぁ……
先輩の好きな子の悪口言うところだったもんね
悪口じゃなくて事実だけど。
けど、そんな話したら嫌な思いするもんね。
良かったじゃん。
言う前に付き合ってるって知って
良かったはずなのに
苦しいな……
自分を攻めたり、慰めたりしている
自分が可笑しくなった。
『……ははっ』
「なに…1人で笑ってんですか?」
『はっ……国見?』
びっくりして声のした方を
振り向くとなぜか息を切らした国見がいた。
国見「なにしてるんですか?」
『……国見こそ。』
国見「たまたま屋上にきたら先輩が居たんです」
たまたま?
そんなに息を切らして屋上にくる用事があるのだろうか……
『あ、そう言えば』
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夕陽(プロフ) - 来夢さん» ありがとうございます。私の下手くそな小説を読んで頂き、また更新を楽しみにしてくださり本当にありがとうございます。これからもよろしくお願いいたします。 (2018年10月6日 18時) (レス) id: 6c543b9401 (このIDを非表示/違反報告)
来夢 - こんにちは。すごく面白いです!続きが気になります。更新楽しみです。 (2018年10月6日 14時) (レス) id: f78042459b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夕陽 | 作成日時:2018年10月5日 17時