【ハイキュー】雨時々曇り【青葉城西】

雨14 ページ15

矢巾「ああ、いま外で会ったよ」

すみれ「あ、そうなの？てか矢巾部活の調子どうよー？大会近いしさー」

ああ。矢巾と気まずいな。
とりあえず二人の会話には入らず聞いていた。

矢巾「ボチボチ。まあ、誰かさんがもう一人のマネジャーに嫌がらせしてるけどな」

『ーっ！』

すみれ「はあ？矢巾何言ってんの？」

矢巾「本当のことだ」

すみれ「Aが嫌がらせしたとこ見たことあんのかよ！」

ヤバい。すみれが本気で怒りそう。

『すみれ、落ちつ…』

矢巾「昨日聞いたんだよ！こいつが辞めればって言ってんの！今日こいつに聞いたら認めたよ！しかも仲間じゃないんだとよ」

すみれ「Aは何か理由がなきゃそんなこと言わない！仲間を一番に思う子だ！」

『辞めてってば！』

本当やめて。
周りの子たちが不安そうにこっちを見てる。
そりゃそうだよね。
二人今にも取っ組み合いになりそうなんだもん。

矢巾「何んだよ！どんな理由があってそんなこと…！」

すみれ「矢巾ァ！お前この10ヶ月なに見てた！？」

矢巾「はあ！？意味分かんねぇっ…」


「君たち…バレー部員だね？」

二人がようやくとまった。
なぜなら教頭が居たからだ。

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