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年老竜鐘 ページ11

ガラガラガラッ……


『うぉっ!』


そんな事を話している内に教室のドアが開く


入ってきたのは中年のおじさん?


灰「なな,あれ担任の先生かな?」


『多分違う……


違う入ってくるのはイケメン不良かイケメン担任だから


中年さんはそのまま教壇の前に立つと話し出す


「え〜新入生の皆さん,初めましてこんにちは」


返事をする人は誰もいない


愛「こんにちは〜……


……愛ちゃんが小声で挨拶してるかわいい


「案内役を頼まれました,安田と言います。」


担任じゃなかったちょっと安心……


「え〜今回はスピーカーが壊れたと言う事でね,え〜直接体育館まで案内します」


成る程,確かにそう言うアクシデントは大事だよね,ナイス中年。


でももう少し若い先生に案内して欲しかったな……


ていうかスピーカーが壊れるってどういう事件?


わざわざ此処にくるって事は全部壊れたんでしょ……


放送部員じゃないから分からんう〜む


まぁ今日は先生と1年しかいないし,お年寄りさんが間違えたのかな多分


ドジなかわいい先生とかいないかなぁていうかいてくれ


私が考えている間にも話はどんどん進んでいく


が,私以外にも聞いてない人は沢山いるので話は聞かない!


真面目に聞いてるのなんて愛ちゃんぐらいだよ


リエーフはソワソワ落ち着きないし


「え〜それでは新入生の皆さん,廊下に並んでください。あ,適当でいいですよ〜」


そう言うと中年さんが教室からスタスタと歩いて行く


それに並んで次々にクラスの人達が廊下へと歩き出す


私も溜息1つ付いて席から立ち上がる


多分背の順かなんかで並ぶんでしょ。


……行くかリエーフ』


灰「おー……ん,なんかテンション低い?」


当たり前やん結局イケメンじゃ無かったんだから!!!


スーツに身を包んだ青年じゃ無かったんだから!!!


……リエーフに言ったってどうもならないけどね


『なんもな〜い』


私はそう言うとリエーフを置いて廊下へと出て行った。

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作者名:シャケの皮美味しい | 作成日時:2020年5月11日 4時

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