Jr.high 42 ページ37
迎えた誕生日当日。
『．．わぁ』
目が覚めると、Aはたくさんのプレゼントに囲まれていた。
さっそく開けてみると、可愛らしいルームウェアやシュシュ、靴下にマフラーなど様々な衣類が出てきた。
みんなで相談して決めたのだろうか、Aは全身のコーディネートができそうだなぁと思い笑みがこぼれた。
『これは．．エプロンかな？』
Aはその中に入っていた白の長い布を手に取るも、どうやって着るものなのか分からず、後でみんなに聞いてみようと思った。
そしてふと、もう一つ疑問が浮かぶ。
"みんなどうやって部屋に入ったんだろう？"
Aは寝る時にはきちんと部屋の鍵を閉めている。
昨夜寝る前には無かったプレゼントが今ここにあるということは、夜中にこっそりと置きに来たことになる。
『．．まぁ、いっか？』
Aは深く考えるのをやめた。
どうせこの寮では常識など通用しないのだから。
それにおそらく、一色が天井から忍び込んでみんなを誘導したとか、そんなところだろう。
そんなことを考えていると、噂の一色が現れた。
一色「Aちゃんおはよう。」
『おはようございます。今日は普通にドアから入ってくるんですね？』
一色「うん、昨晩開けてそのままにしてしまったからね？」
『なるほど。』
さっそく鍵を開けた犯人が名乗りをあげた。
Aはやっぱりなぁとすぐに納得できるほど、この寮に慣れている自分に苦笑してしまう。
すると突然、一色が後ろに隠していたバラの花束をAに差し出した。
一色「はいこれ、アルディーニ兄弟からだよ。」
今朝寮に届いていたというその花束を受け取り、Aは驚きと共にとても感動した。
『みんなの気持ち、すごく嬉しいですっ。
わたしの誕生日って祝日だから、当日に家族以外の人からお祝いしてもらえるの初めてです。』
一色「勤労感謝の日だもんね。
みんな待ってるから、これに着替えて下りておいで？」
そう言うと一色はAに洋服の入った紙袋を渡す。
『何ですか？』
一色「着てからのお楽しみ。
今日はAちゃんが主役だからって、吉野くんたちが張り切って選んでいたよ？」
『そうなんですね？じゃあ、着替えてすぐに行きますね！』
Aの返事を聞いて、一色は満足そうに部屋を出ていった。
『．．これ、着るの？』
袋から取り出した服を見て戸惑うも、せっかくみんなが用意してくれたのだからと、Aは袖を通していった。
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篠。(プロフ) - マタタ火さん» マタタ火様、この件に関しては年齢の問題(R指定的な意味)もございますので、コメント欄では回答を控えさせて頂きます。どうしてもというのでれば、個人的にプロフィールからメッセージをお願い致します。 (2020年1月6日 20時) (
レス) id: 77342cf851 (このIDを非表示/違反報告)
マタタ火 - ねえ何を勘違いしたの？生で出すって本当はどういう意味？全然わかんないんだけど調べたら出てくる？ (2020年1月5日 12時) (レス) id: 917dfc6071 (このIDを非表示/違反報告)
篠。(プロフ) - タケタケさん» コメントありがとうございます！！嬉しいお言葉です〜( ≧∀≦)ノ (2019年8月18日 12時) (レス) id: 77342cf851 (このIDを非表示/違反報告)
タケタケ - つづきがきになる。 (2019年8月18日 8時) (レス) id: be34724f91 (このIDを非表示/違反報告)
篠。(プロフ) - 美咲さん» 美咲様☆コメントありがとうございます！アリスちゃんいいですよね！！早く登場させたいです〜(*^^*)これからも頑張ります！ (2019年3月11日 20時) (レス) id: 77342cf851 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：篠 | 作成日時：2018年5月17日 17時
