Re:20 ページ24
十傑執務室
司が死にかけている！
そう竜胆に呼ばれ、Aは縁起でもないなぁと思いながら執務室のドアを開ける。
竜胆「おー来たかA！」
『大丈夫ですかーって、あらら』
そこには山積みの資料に埋もれている司の姿。
その中で今司を悩ませているのは、お店の図案のようだ。
そう、司は卒業後、フレンチレストランをオープンする予定なのだ。
『埋まってる。』
竜胆「ま、いつもだなー」
『いつもは竜胆先輩が自分の仕事押し付けてるからでしょ？』
竜胆「あははー」
仲良く雑談をする竜胆とA。
これまで何度もこうして集まっていたが、彼らがこの執務室で仕事をするのも残りわずかである。
『進路どうするのかなーとは思ってましたけど、一番しっくり来ますね。』
竜胆「こいつ人を使って料理とかできねーからな。
かといって、人の下につくタイプでもねーし。」
『ですね。
でもさすが瑛士さんですよね、世界中の有名なお店からスカウトされるなんて。
全部断っちゃってもったいない。』
竜胆「性格に多少難があるからなー」
『多少じゃないっすけどね。
竜胆先輩は卒業したらどうするんですか？』
竜胆「うーん、世界の料理制覇の旅にでも出るかな。」
『竜胆先輩らしいですねー。わたしもお供したいです。』
竜胆「おう行こうぜー！手始めにアマゾンでピラニア食いにいこう！」
『手始めがエグいっすよ！』
楽しそうに笑うAの声に反応し、面白くないとばかりに司が竜胆を睨む。
それに気がつき、竜胆はアハハと笑ってAから離れる。
竜胆「んじゃ、そろそろ帰るわ。
Aも何かあったら頼れよな？司にいじめられたときとかよ。」
"女にまで嫉妬すんなよなぁ"
そう思いながら竜胆は苦笑し、ヒラヒラと手を振り部屋を出ていった。
突如話し相手のいなくなったAは、司のもとに歩み寄る。
『瑛士さん、順調ですか？』
「うん、今お店の名前を考えていてね。」
『あー、皆どうやって決めたんですかね。うちは普通に名字っすけど、あ、師匠もシノズって名前からとってますね』
「名前．．」
『この際、何か好きなものとか言葉とかでいいんじゃないですかね？直感が大事な気もしますし！』
「好きなもの、か。ひとつ思いついたよ。」
『お、決まりそうですか？』
「うん」
『何ですか？』
「それは、オープンしてからのお楽しみ。」
それぞれが歩み出す
春を迎える＿＿
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篠。(プロフ) - マカロンちゃんさん» マカロンちゃん様！いつもコメントくださりありがとうございます(o≧▽≦)ﾉすごく嬉しいですっ短編もやりたい放題頑張っていきますねー♪ (2018年4月14日 20時) (
レス) id: 77342cf851 (このIDを非表示/違反報告)
マカロンちゃん - 本編完結おめでとうございます(o^∀^o)短編も楽しみです♪ (2018年4月14日 20時) (レス) id: 9b4022f271 (このIDを非表示/違反報告)
篠。(プロフ) - 彩香さん» コメントありがとうございます！なんとも嬉しいお言葉(〃´ω`〃)これからも頑張って参りますので、よろしくお願いします！ (2018年4月6日 14時) (レス) id: 77342cf851 (このIDを非表示/違反報告)
彩香(プロフ) - 続編おめでとうございます！更新されるのを、いつも楽しみに待っています！！体に気をつけてこれからも頑張ってください！ (2018年4月6日 11時) (レス) id: 0e4dfaa4fb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：篠 | 作成日時：2018年4月4日 10時
