14-魔術師再び！ ページ3
「せめて秋の選抜で決勝まで残ったヤツじゃなきゃスタジエールは受け入れない…とは伝えたが、よりにもよって…お前たちか。」
「やー、俺もびっくりしましたよー」
『その節はとんだご無礼を…』
スタジエール２週目。
店の扉を開き出迎えてくれたのは、かつて合宿にて食戟を交わしたSHINO'sのシェフ、四宮小次郎だった。
「まぁいい、使えない奴は叩き出すと教務部の人間には言ってあるからな？」
四宮はそう言うと、こちらを試すような不適な笑みを浮かべた。
今日から１週間、彼の厨房に入るのだ。
「一筋縄じゃいかないだろうな？」
『そうだね、気合い入れないとっ！』
「まずは…」
そんな意気込みを語り合っていると、突如大量の掃除道具や工具を渡された。
「大工仕事と内装の仕上げだ！」
「『…？』」
「おらぁ！動きやがれ！今日明日で終わらすぞ！」
「まだこの段階すか！？」
「あ？退学(クビ)にするぞ働け！」
どんな修行が待っているのかと思いきや、訳も分からず掃除をさせられるAたち。
そんな中、従業員たちがモップを片手に抗議の声を上げた。
「四宮シェフ〜！メニュー作りも並行して進めないといけないんですよ？」
「そダヨぉ！業者にお願いしたらいいじゃないカ！」
「残り予算を考えるとこれ以上はDIYだ！」
「SHINO'sならいくらでもスポンサーがつくでしょ？プルスポール勲章ですよ？」
「いや、出店に大反対されて頼めるわけねぇ…」
「じゃあ日本で融資を受ければいいダロ？」
「それもダメだな。フランスで大成功したって印象が霞む。」
「見栄っ張りなんだから…」
『…なんか、お店開くのって大変なんですね。』
「まー俺としては、先輩の店で研修できてラッキーすけど！」
「…？」
そんな話をしていると、スタッフの皆が自己紹介をしてくれた。
「改めてよろしく。私達は皆SHINO's本店のスタッフなの。」
「開店して落ち着くまで東京支店の応援に来てるって訳サ！」
そう語る彼女たちは、本店のサービス責任者の唯と、肉料理担当のリュシ。
「んで…こっちの彼が、パリの本店では副料理長を任されていた…四宮シェフの右腕ってところね。」
そして彼は、東京支店の料理長アベル。
『一ノ宮Aです！』
「幸平創真っす。お世話になります！」
「よろしく…まぁ頑張って。」
「幸平、一ノ宮！こっち来い！」
そして一通り挨拶が終わると、今度は四宮に呼ばれて彼のもとへと向かった。
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篠。(プロフ) - ゆかりさん» タクミくんもカッコいいですよね〜(*´ー｀*)後に活躍してもらいますね！！笑 (2019年9月17日 15時) (
レス) id: 77342cf851 (このIDを非表示/違反報告)
ゆかり(プロフ) - 篠。さん» タクミくんとの絡みもきになるところです！ (2019年9月16日 22時) (レス) id: 9654438337 (このIDを非表示/違反報告)
篠。(プロフ) - ゆかりさん» これからオリジナル要素が濃くなるので、原作と流れは同じですが、表現の方法や原作に描かれていない場面の設定などによって、見え方が変わってくると思います！楽しんでいただけると嬉しいです(*´・∀・｀*) (2019年9月14日 19時) (レス) id: 77342cf851 (このIDを非表示/違反報告)
ゆかり(プロフ) - 原作と少し違うのが良いです！ (2019年9月13日 22時) (レス) id: 9654438337 (このIDを非表示/違反報告)
篠。(プロフ) - ゆかりさん» ふふ、気合い入れて頑張りまーす(*￣ー￣) (2019年9月8日 22時) (レス) id: 77342cf851 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：篠 | 作成日時：2019年6月15日 23時
