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結局、あの後クラスに戻って事務連絡を受けて。文化祭の2日目も、あっという間に終了した。
ステージは1日目だけやったし、2日目はほとんどクラスで係りの仕事をしとったから、本当に気が付いたら終わってた感じ。
Aちゃんとはほとんど話せへんかったけど、他のクラスメイトとはめちゃくちゃ話せて、もう随分と自分が馴染んでたことを知った。
向「なぁ、明日って振り替え休日やんな？」
目「そうそう。平日に学校が休みってなんかいいよね」
向「めめは？仕事なん？」
目「夕方くらいまで撮影かな」
帰り道に高校の最寄り駅まで一緒に歩いていると、同じ制服を着ているものの見たこともないような人が振り返るから、めめは相当人気者なんやろうな。
向「今度、めめが載ってる雑誌買ってみよかな」
目「やめろよ。康二、絶対ちゃかすじゃん」
向「そんなことせんよ！
家に飾って、おかんに "この子と友達やなんで〜？" って自慢する！」
目「そしたら俺、康二んちには一生遊びに行けないわ」
向「なんでや！」
適当な会話をしながら改札でめめとわかれ、明日の休みに思いを巡らせる。
明日はなにをしようか。
せっかくだから写真を撮りに行こうか。
納得のいく1枚が撮れたら、Aちゃんはまた褒めてくれるやろうか。
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作者名：夕凪 | 作成日時：2020年5月21日 7時
